【徹底解説】通過する就活プレゼン面接のポイントは?

2024/8/26更新

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

この記事の監修者

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

有料職業紹介事業許可番号13-ユ-306414
プライバシーマーク認定番号:17001872(02)

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

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はじめに

就活の選考でプレゼン面接が課されて身構えてしまう就活生は少なくありません。

「プレゼンは苦手」、「プレゼンなんてやったことがない」などと不安に思う気持ちもよくわかります。

でも大丈夫です。

攻略法さえわかれば、プレゼン面接の選考を通過するのは難しくありません。

この記事の対象
  • そもそもプレゼン面接って何?
  • どうすればプレゼン面接を通過できるの?
この記事でわかること
  • プレゼン面接の概要、目的、準備すべきこと
  • プレゼン面接で高い評価を受けるために必要なこと
  • 選考に通過する資料の作成方法、発表方法
記事を読むメリット
  • 不安なプレゼン面接が、内定に近づくチャンスに変わる!

自信を持ってプレゼン面接に臨んでいる自分の姿を想像しながら読んでみてください。

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就活のプレゼン面接とは

就活のプレゼン面接とは

就活のプレゼン面接とはどのようなものなのでしょうか。

以下2つの観点から解説します。

就活のプレゼン面接とは?

  1. 就活のプレゼン面接の概要
  2. 通常の面接との違い

就活のプレゼン面接の概要

就活のプレゼン面接とは、事前に与えられたテーマに沿って資料を作り、それを使って面接官の前でプレゼンする面接のことを指します。 

テーマは企業によって様々ですが、よくあるテーマは「自己PR」や「ガクチカ」などです。

プレゼンの持ち時間は、2〜5分という短いものから10分以上の長いものまであり、長ければ長いほど、資料作りや発表練習の負荷が高くなります。

資料に関しては、紙よりもパワポを使用することが多いですが、資料無しでプレゼンを行うよう指示する企業もあります。

通常の面接との違い

プレゼン面接と通常の面接との最大の違いは、「事前の準備で結果が決まる」点です。

通常の面接でも事前に準備はしますが、当日面接官からどのような質問が来るかはわからないため、うまく対応できるかどうかには運要素も絡んできます。

一方プレゼン面接は、面接当日に行うことが明確であるため、綿密に資料を作って練習した人は成功し、それを怠った人は失敗します。

つまり、いかに事前の準備を丁寧に行うかによって、選考に通るか否かが決まるというわけです。 

徹底的な準備さえすれば、運に左右されずに内定に近づくことができる選考。

これがプレゼン面接です。

就活でプレゼン面接を課す目的

なぜ企業はこのようなプレゼン面接を就活生に課すのでしょうか?

その目的は、社会人として働く上で求められる下記4つの指標を測ることです。

  1. 論理的思考力
  2. 自己表現力
  3. プレゼン能力
  4. 志望度の高さ

 

それぞれ説明していきます。

論理的思考力

どんな仕事をするにも、論理的思考力がなければうまくいきません。

論理的思考力が必要となる状況の具体例を出しましょう。

何らかの問題が発生した場合

  1. 今どのような状況なのか。
  2. どのように処理すれば良いのか。
  3. なぜこのような問題が起きたのか。
  4. 今後同じ問題が発生しないようにするにはどうすれば良いか。

 

論理的思考力が高い人は、物事を筋道立てて把握、分析することができ、それが行動や説明に結びつきます。

そのため良い結果を残すことができる可能性が高く、もし失敗したとしても「失敗から学ぶ」能力を持ち合わせているといえます。

質の高い仕事をするためには、極めて高い論理的思考力が求められるのです。

自己表現力

自己表現力とは、「自分はこういう人間です」という個性、人柄を他者にアピールする力のことです。

自己表現力が高い人は、他人と打ち解けるのがうまく、スムーズに信頼関係を築くことができます。 

仕事をするにあたっては、多くの人とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていかなければならないため、自己表現力は社会人として欠かせない要素なのです。

プレゼン能力

仕事上プレゼン能力が求められる場面はたくさんあります。

仕事上でプレゼン能力が求められる場面の例
  • 社内で新事業の提案、業務改善の提案
  • 取引先に自社サービスの提案

プレゼン能力に長けていれば、新事業の提案も業務改善の提案も受け入れられやすいですし、営業成績も高くなるでしょう。

仕事を円滑に進めるためにプレゼン能力は欠かせません。

志望度の高さ

先ほども記載した通り、プレゼン面接は「事前に準備して臨む」という特徴があります。

準備にかける時間は学生次第のため、多くの時間をかけることも、最小限の時間で準備を終わらせることも可能。

それ故、プレゼン面接本番における学生のプレゼン・作成資料の質を見ればどれだけ時間をかけてプレゼンの準備をしてきたか推測できるでしょう。

また学生側も、相対的に志望度が高い企業には徹底した準備を行い、そうでない場合は準備の時間を省く傾向にあるため、「志望度の高さ」を推測することを目的の1つとしてプレゼン面接を課すと考えます。

プレゼン面接で高い評価を受けるにはどうすればいい?

プレゼン面接で高い評価を受けるにはどうすればいい?

プレゼン面接で高い評価を受けるためには、次の3つの要素を押さえておきましょう。

プレゼン面接で高い評価を受けるための3要素
  • 面接官の評価ポイントを把握しておく
  • 資料作りに力入れる
  • 発表のコツを知る

面接官の評価ポイントは、先述の「論理的思考力」、「自己表現力」、「プレゼン能力」があるかどうか。

その判断基準となるのが、資料の内容と発表の仕方です。

つまり、「論理的思考力、自己表現力、プレゼン能力が高い」と判断されるような資料と発表の準備をしておけば、選考に通過できるわけです。

ここからは、選考に通過できる「資料の作り方」と「発表のコツ」について解説していきます。

他の就活生に差をつける!プレゼン面接の資料の作り方

他の就活生に差をつける!プレゼン面接の資料の作り方

まずはプレゼン面接の資料の作り方を6つの観点から解説します。

これを読めば、資料作りで他の就活生に大きな差をつけられるようになります。

 プレゼン資料の作り方

  1. 資料作りの手順
  2. 最速で主張を伝えられる手法「PREP法」を使う
  3. 図表やイラストを添える
  4. 資料には趣旨と図表しか書かない
  5. 資料がパワポの場合の留意事項
  6. 資料が紙の場合の留意事項

 

資料作りの手順

プレゼン面接の資料を作成するときの手順には鉄則があります。

プレゼン面接資料を作成する時の鉄則
  • まずは与えられたテーマについて、自分が最も伝えたいことを決める
  • 最も伝えたいことを元に構成を作る
  • 構成に基づいて本文を書いていく

上記の手順を一言でまとめると、「大きな括り(くくり)から作成していく」ということになります。

いきなり本文を書き始めようとすると、資料が論理的でなくなったり、途中で方向性がぶれたりしてしまうのです。

鉄則のとおり、最も伝えたいこと→構成→本文という順序で執筆することで、先に方向性が定まり、論理的かつ一貫性のある文章を展開していくことができます。

また構成とは、書籍で言うところの目次(1章◯◯、2章◇◇)のようなものです。

テーマに関して最も伝えたいことから構成を作り、構成に本文という肉付けをしていく。

この鉄則を守って聞き手が分かりやすい資料を作成しましょう。

最速で主張を伝えられる手法「PREP法」を使う

本文を書くときは、最速で自分の主張を相手に伝えられる「PREP法」を使いましょう。

PREP法

  1. Point:要点(結論、主張)
  2. Reason:理由(結論や主張の理由)
  3. Example:具体例(理由に説得力をもたせる具体例やデータ)
  4. Point:要点(結論、主張)

 

PREP法とは、最初に要点(結論や主張)を伝え、次にその理由と具体例を出し、最後にもう一度要点(結論や主張)を述べる論理的手法のことで、以下のメリットをもたらします。

PREP法がもたらすメリット
  • 自分の主張が明確で伝わりやすい
  • 展開が論理的だから短時間で主張を理解させることができる
  • 聞き手がこれから展開される内容を想像しながら聞くことができる

 つまり、このPREP法を使えば、面接官の評価ポイント「論理的思考力、自己表現力、プレゼン能力」すべてにおいてポイントを稼ぐことができるわけです。

最後にPREP法の具体例を示しましょう。

  1. Point:プレゼン面接ではPREP法を使うべきです。
  2. Reason:なぜなら、限られた時間の中で面接官に自分の主張をわかりやすく伝える必要があるからです。
  3. Example:PREP法には、「主張が明確になる」、「主張を理解してもらうのに時間がかからない」というメリットがあります。
  4. Point:したがって、プレゼン面接においては、自分の主張を明確かつ迅速に伝えることができるPREP法を使うべきなのです。

各構成に本文という肉付けをする際は、PREP法を使ってみてください。

またPREP法については下記の記事でも詳しく解説しているため、気になる学生は読んでみてください!

 

図表やイラストを添える

資料には図表やイラストを添えるようにしましょう。

文字だけの資料は単調に感じられ、読みたいという意欲をかきたてることができないからです。

自分の主張を補足するための図表やイラストを添えることで、資料が読みやすくなり、主張の説得力も増します。

ただし、図表などが多すぎるのはNG。

あくまで補助的に使うものと認識して適度に配置しましょう。

資料には趣旨と図表しか書かない

資料に記載するのは趣旨と図表のみにして、残りはスピーチで伝えるようにしましょう。

面接官が見たいのは資料ではなく「プレゼン」です。

資料はプレゼンのための道具。

すべてを資料に記載してそれを読むだけのプレゼンでは、「自己表現力」や「プレゼン能力」で高い評価を得ることはできません。

道具としての資料を使ってスピーチをする、これが評価されるプレゼンです。

資料がパワポの場合の留意事項

資料がパワポの場合、文字は大きめに設定しましょう。

面接官はスクリーンに投影されたスライドを見るため、文字が小さくて見えないというのは絶対に避けなければなりません。

先述のとおり、趣旨と図表のみを記載するようにすれば、文字サイズを大きくすることは簡単です。

資料が紙の場合の留意事項

資料が紙の場合には以下のことに留意してください。

紙の資料の場合は、今は資料のどの部分の話をしているのかがわかりにくいため、「ページ」と「構成」には必ず番号を振るようにしましょう。

また、パワポの資料よりも単調に感じられやすいため、文字の量、大きさ、色などに十分配慮してください。

内定に近づく!プレゼン面接のコツ

ここではプレゼン面接のコツを解説します。

以下4つの事項を押さえて内定に大きく近づきましょう!

  1. 声量、声のトーンを意識する
  2. 目線は面接官に向ける
  3. ボディランゲージを使う
  4. 練習している姿を客観的に見る

声量、声のトーンを意識する

スピーチは声量と声トーンを意識しましょう。

どんなに資料の質が高くても、ボソボソと喋ってしまっては印象が悪くなります。

明るくハキハキと喋ることで面接官への印象は良くなり、「自己表現力」、「プレゼン能力」のポイントをゲットできますよ!

声のトーンもその人の印象を左右する要素ですので、ワントーン上げて喋るように意識してみてください。

目線は面接官に向ける

プレゼン中の目線は、プレゼン相手である面接官に向けましょう。

目線が資料にばかり行ってしまうと、「読んでいる感」が出てしまい、マイナス評価される可能性があります。

そのため基本的に目線は面接官に向け、文章や図表の説明をする際には資料に目線を移すのが適当でしょう。

一方、適度な目線の調整が高い評価に繋がることを理解しつつ「目線を合わせて話すことが苦手」と感じる学生も少なくありません。

そういった学生向けには下記の記事で対策方法を解説しているため、ぜひ参考にしてみてください!

 

ボディランゲージを使う

プレゼンに限らず、どんな面接でも効果的なのがボディランゲージ。

つまり、身振り手振りを使いながら喋るということです。

スピーチにボディランゲージが加わることで、プレゼンが単調に感じなくなる、プレゼンに対して意欲的な印象を持ってもらえるメリットがあります。

すなわち「自己表現力」、「プレゼン能力」が高いと評価されるということです。

プレゼン面接にはボディランゲージを取り入れましょう。

練習している姿を客観的に見る

プレゼンを成功させるためには繰り返し練習することが欠かせません。

その練習効率を上げるには、自分の練習している姿を客観的に見ることが一番です。

友人や家族に見てもらうか、恥ずかしければスマホで動画を撮ってみましょう。

自分ではうまくできているつもりが、客観的に見ると改善点がたくさん出てくるものです。

プレゼン面接でよく挙がる改善点
  • ボソボソと喋っていて聞き取りづらい
  • つい早口になってしまっていた
  • 資料ばかり見ていた

練習を客観視してプレゼンのクオリティをさらに高めましょう。

よくある質問

プレゼンテーション型面接のよくある質問

よくある質問をまとめました。

よくある質問
  • Q.プレゼンテーション型面接とは?
  • Q.就活のプレゼンテーション面接で、テーマが当日に発表される場合はどうすればいい?
  • Q.就活のプレゼン面接で、パワポを使って自己紹介するコツは?
  • Q.就活のプレゼン面接で紙(A4)の資料を作るときに気をつけることは?
  • Q.就活のプレゼン面接で、資料のタイトルはどうやってつければいい?

Q.プレゼンテーション型面接とは?

A.事前に与えられたテーマに沿って資料を作り、それを使って面接官の前でプレゼンする面接のことです。

Q.就活のプレゼンテーション面接で、テーマが当日に発表される場合はどうすればいい?

A.この記事で紹介している「資料の作成方法」と「発表方法のコツ」を頭に入れておけば対応することができるでしょう。

Q.就活のプレゼン面接で、パワポを使って自己紹介するコツは?

A.構成が論理的な資料を作成し、発表の際は声量やボディランゲージを意識して、「自己表現力」と「プレゼン能力」が高いと判断されるようにしましょう。

Q.就活のプレゼン面接で紙(A4)の資料を作るときに気をつけることは?

A.紙の資料の場合、今は資料のどの部分の話をしているのかがわかりにくいため、「ページ」と「構成」には必ず番号を振るようにしましょう。

また、パワポの資料よりも単調に感じられやすいため、文字の量、大きさ、色などに十分配慮してください。

Q.就活のプレゼン面接で、資料のタイトルはどうやってつければいい?

A.タイトルだけで資料の内容が予測できるような名称をつけましょう。

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おわりに

今回は、就活のプレゼン面接について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

記事の内容を簡単にまとめます。

本記事のまとめ
  • 就活のプレゼン面接とは、事前に与えられたテーマに沿って資料を作り、それを使って面接官の前でプレゼンする面接のこと。
  • プレゼン面接を課す目的は、社会人に必要な「論理的思考力」、「自己表現力」、「プレゼン能力」を測ること。
  • プレゼン面接で高い評価を得るには、上記3つの能力が高いと判断されるような資料と発表の準備が必要。
  • 資料作りには押さえるべきポイントがあり、それさえできれば「論理的思考力」が高いと判断される資料を作成できる。
  • 発表はコツさえわかれば「自己表現力」、「プレゼン能力」の高さをアピールできる。

プレゼン面接に関しては、きちんと準備さえしておけば選考に通るのは難しくありません。

この記事の内容を参考に、プレゼン面接を攻略しましょう!

またプレゼン面接だけでなく「面接そのもの」の対策をしたい学生は、以下の記事でポイントをまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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