SPI3試験とは?出題傾向と対策を徹底解説!

2024/9/25更新

はじめに

多くの企業が選考で採用している「SPI3」。

限られた時間内に、さまざまな問題を解くテストであるため、苦手意識をもつ就活生も多いでしょう。

しかし、SPI3の過去問を知り、すべき対策や練習問題を繰り返し行うことで、テストを攻略することができます。

この記事では、SPI3の出題傾向や対策を知りたいと思っている以下のような就活生を対象に、選考を突破する際のポイントや注意点の解説を行っています。

対象の読者
  • SPI3の概要が知りたい
  • SPI3を突破するための対策が知りたい

このような方はぜひ最後までご覧いただき、選考対策を行う際に役立ててください。

 

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SPI3とは?

SPI3とは?

SPI3は「リクルートマネジメントソリューションズ」が提供する適性テストです。SPIとは、Synthetic(総合的な) Personality(個性・性格) Inventory(評価)の略称で、就活生の能力を数値化して把握できるように構成されています。

大手企業をはじめとした、多くの企業が就活の前半選考のプロセスで実施しており、SPI3は実施対象や受験方法によってテストの種類が異なります。
種別は、「大卒採用向け」「中途採用向け」「高卒採用向け」の3つに分かれており、企業は採用対象者に合わせてSPI3の種類を使い分けているのです。

SPI3の実施概要

次に、SPI3の実施概要を紹介します。

試験を攻略するためにはまず、概要をきちんと把握することが大切です。

SPI3受検方式

受検方式は、環境に合わせて選択できるように、次の4つの方法が用意されています。

テストセンター

 

企業が指定した日時に、リクルート側が手配した試験会場で、パソコンを使って受検する方法
インハウスCBT

 

企業が指定した日時に、企業が指定した会場で企業が用意したパソコンを用いて受検する方法
WEBテスティング

 

企業が指定した期限までに、自宅などでWEBテストを受検する方法
マークシート

 

企業に来社し、マークシート式のSPIテストを受ける方法

SPI3のテスト内容

SPI3は、「性格検査」「能力検査」の2つに分かれます。
性格検査は、さまざまな行動の基礎となる性格の特性を測り、能力検査は、コミュ二ケーションや思考力、知識の習得などの基礎となる能力を測ります。

テスト内容は言語(国語)・非言語(数学)で構成されており、およそ10~20問程度の問題が出題されるテストです。

 

SPI3のテスト時間

テストセンターで受検する場合における、大卒採用向けのSPI3テスト形式別の制限時間をご紹介します。

テスト形式別制限時間
  • SPI3-U「性格+基礎能力」:65分
  • SPI3-UE「性格+基礎能力+英語能力」:85分
  • SPI3-US「性格+基礎能力+構造的能力」:85分
  • SPI3-USE「性格+基礎能力+英語能力+構造的能力」:105分

なお、SPI3-Uは、テストセンターを含めた4つの方式で受検可能ですが、それ以外のテストは、テストセンターでの受検のみ可能です。

SPIの試験内容や受検方法に関しては、次の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

 

SPI3の問題構成

SPI3の問題構成

続いて、SPI3の問題構成や回答時間についてご紹介します。

SPI3の問題構成は以下の通りです。

SPI3問題構成
  • ①性格検査
  • ②能力検査
  • ②-1:言語分野
  • ②-2:非言語分野
  • ②-3:英語
  • ②-4:構造的把握力

上記の項目の中から企業は自社の選考プロセスにおいて、必要な項目を選択します。

言語分野問題、非言語分野問題は全員が受験必須ですが、英語構造的把握力は、企業が実施するSPIのテスト形式によって出題形式が異なります。

そのため、自分が選考を受ける企業はSPIを使用するのか、その場合はどのテスト形式を受検するかを対策前に調べておきましょう。

 

言語分野

言語分野では、「言葉の意味や話の要旨を的確に理解できているか」が測定されます。
出題される問題は、以下の通りです。

言語分野出題項目
  • 文章の整序:バラバラな文章を並べ直して、1つの文章を構成する
  • 語句の意味:問題文の意味と合致する語句を選択肢から選ぶ
  • 語句の用途:問題文の下線部で示された意味、一致する語句を選択肢から選ぶ
  • 二語の関係:出題された2つの語句と、同じ関係にあたるものを選ぶ
  • 穴埋め:空欄に入る適切な語句を選ぶ

実際の問題は、中高レベルの国語の能力を確認する程度とされているため、計画的にしっかりと対策すれば高得点が狙えるといわれています。

SPI3の言語分野については、以下で詳しく解説していますので、参考にしてみてください!

非言語分野

非言語分野出題項目は、以下の通りです。

非言語分野の出題項目
  • 推論:情報から正しい順番や内訳を導き出す
  • 集合:複数の集合から導く
  • 割合:割合や比率を算出する
  • 確率:確率を算出する
  • 組み合わせ:組み合わせを見出す
  • 金額計算:金額の計算や予測する
  • 速度計算:速度、距離、時間から計算する
  • 表からの予測:様々な表を読み取る

言語問題と同様に、中高レベルで学習した範囲から出題されるため、対策を徹底すればスムーズに解くことが可能です。

非言語問題については、以下の記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。

英語

SPI3の英語能力検査は、英語の読解力と文法力を測定するために出題され、難易度は英検準2級程度といわれています。

英語能力検査の出題項目は、以下の通りです。

英語能力検査の出題項目
  • 同意語:挙げられた単語と同じ意味の単語を選ぶ
  • 反意語:挙げられた単語の反対の意味の単語を選ぶ
  • 空欄補充:英文の空欄に当てはまる語を選ぶ
  • 英英辞書:英語での説明文に近い意味の単語を選ぶ
  • 誤文訂正:英文にある誤りを選ぶ
  • 和文英訳:日本語の文を英語に訳す
  • 長文読解:長文の内容把握、語句の意味、空欄補充など

英語能力検査が実施される企業は、入社後に英語での業務が必要となるグローバルに事業を展開している企業や、諸外国と深く関わっている企業などが多いといわれています。

構造的把握力

構造的把握力は問題の解答ではなく、解くまでのプロセスが似ている選択肢を選ぶ問題です。
構造的把握力検査の論理関係パターンは、以下の通りです。

構造的把握力検査の論理関係パターン
  • 肯定⇔否定
  • 意思⇔願望
  • 実際に起きた事⇔仮定
  • 推測⇔断定
  • 順接⇔逆接
  • 客観⇔主観
  • 個人⇔集団

構造的把握力では、物事の背後にある共通性や関係性を構造的に把握する力を測定します。

情報を俯瞰的に捉えて分類・整理したり、すでに獲得している知識を応用したりして対応策を考える力が問われるのです。

構造的把握力の言語分野は、提示された5つの文章を論理関係を根拠に、グループ分けをします。

過去問題で見るSPI3の出題内容

ここからは、実際の問題例をご紹介します。

過去問を把握することで難易度を確認することができるため、実際に過去問題を解いてみましょう。

言語問題

二語の関係

【問題】

以下に示す二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

 猜疑(さいぎ):怪訝(けげん)

【選択肢】

ア 被告:原告
イ 決断:決心 
ウ 区分:分類 

①アだけ ②イだけ ③ウだけ ④アとイ ⑤アとウ ⑥イとウ 

【回答】⑥

「猜疑」と「怪訝」の意味は、同じである。
このことから、二語の関係が同義語であることが分かります。
したがって、同義語の関係であるウが正解です。

 

②語句の用法

【問題】

「」内の語が最も近い意味で使われているものを、1つ選びなさい。

  私「の」が、一番おいしい

 

【選択肢】

①私の家に行く
②するのしないののと喧嘩になる
③虹のきれいな空だ
④化粧は薄いのがいい
⑤話は本当だったのだ

 【回答】④

問題文の「私の…」では体言と同じ働きである「もの、こと」の意味が使われていることから、回答は④となります。

 

③語句の意味

【問題】

以下の文章と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

・他に比べて劣っていること、見劣り

【選択肢】

①出色
②卑近
③異彩 
④後逸
⑤遜色

【回答】⑤

用語の意味を正しく理解しているかを問う問題。
頻出される単語であるため、意味を確認すれば回答は⑤となります。 

非言語問題

①推論

<【問題】

X、Y、Zが同じ雑誌を見て、次のように発言した。 

X この雑誌にはTシャツが描かれている。
Y この雑誌には少なくともTシャツかポロシャツが描かれている。

Z この雑誌にはポロシャツが描かれている。

 全員が本当のことを言っているとは限らない。そこで、以下の推論がなされた。次のうち正しいものを一つ選びなさい。

 【選択肢】

①Yが正しければXは必ず正しい
②Zが正しければYは必ず正しい
③Xが正しければZは必ず正しい

【回答】②

非言語の推論の問題は、頻出されるため対策が必要です。
推論は、情報を整理する力を問う問題であり、読み取れる情報を整理することで回答を導き出します。

 

②金額計算

【問題】

カフェでは2時間以上利用すると料金が以下のようになる。

・最初から1時間は5%引き
・2・3時間目は10%引き
・4時間目以降は20%引き

 1時間1000円の部屋を7時間利用する時、利用料金は合計いくらか。


【選択肢】

①5600円
②5350円
③5550円
④5950円

【回答】④ 

7時間利用する場合には、割引が適用されることを踏まえ計算を行う。

・最初の1時間は1000円 × 0.95 = 950円
・2、3時間目は1000円 × 0.9 = 900円
・残りの4時間は1000円 × 0.8 = 800円

これらを踏まえると回答の④が正解です。

 

③速度計算

【問題】
A地点からB地点までの往路は6km/時の速さで移動した。
B地点で2時間散歩をした。
復路は10km/時の速さでB地点からA地点までを移動した。

結果、散歩時間も含めて往復に全部で4時間を要した場合の往復の移動平均時速は、以下の選択肢のどれが正しいか答えよ。

ただし、買い物時間は含めない。
必要に応じて、最後の結果の小数点第3位以下を四捨五入すること。

【選択肢】

①6.0km/時 
②6.5km/時
③7.0km/時
④7.5km/時

【回答】④

ST間の距離をxとする。

・行きにかかった時間 x/6
・帰りにかかった時間 x/10

・往復の所要時間は買い物時間は、4-2=2時間
これを基に速度を求めます。

 

④集合

【問題】
音大に所属する留学生300人に調査を行った。

その結果、
・英語が話せる人が200人
・日本語が話せる人が120人
がいることが分かった。

この内、どちらかの言語しか話せない人は何人かを把握していく必要があります。

英語と日本語両方とも話せる人が50人いた場合、英語と日本語の片方だけ話せる人は何人か。

【選択肢】
①170
②200
③220
④270
⑤320

【回答】③

・英語だけ話せる人:200 – 50= 150人
・日本語だけ話せる人:120 – 50= 70人
・求めるべき人数は150 + 70= 220人

英語能力検査

①同義語

【問題】
以下の下線部の語と最も意味が近い語を、①~⑤までの中から1つ選びなさい。

link

【選択肢】

①assist
②deliver
③stretch
④connect
⑤maintain

【回答】④

linkにはつなげる、結び付けるといった意味があります。

選択肢のうちこの意味があるのはconnectです。

 

②空欄補充

【問題】
次の和文と英文の意味が合致するように、空欄に最もふさわしい語句を選択肢より選びなさい。

空の旅では、離陸時と着陸時にシートベルトを着用することになっている。

You are (   ) to fasten your seat belt during takeoff and landing in flights.

【選択肢】

①supposed
②apt
③available
④become
⑤idealized

【回答】①

“be supposed to do”は「〜することになっている」という意味の熟語です。

そのため、着用することになっているという意味が通じる①が正解となります。

 

③反意語

【問題】
次に示された単語と反対の意味を持つ語を選択肢から選びなさい。

tangible

【選択肢】

①neutral
②abusable
③acceptable
④immutable
⑤intangible

【回答】⑤

単語の意味を理解し、その意味とは逆の単語を選択します。
英語では特定の接頭辞が単語の初めにつくことで、反意語になるケースが多いため、「dis-」「in-」「im-」「il-」「ir-」などの接頭辞を意識しましょう。

例題は「tangible(無形の)」の単語に「-in」の接頭辞がつくことで、「intangible(有形の)」という反意語になっています。

構造的把握力検査

①非言語系

【問題】
次のア〜エのうち、問題の構造が似ているものを2つ選びなさい。

【選択肢】
ア.アメが20個ある。4人で分けると1人いくつか。
イ.時速60kmで3時間走った。走った距離は何kmか。
ウ.アメを定価の3割引の700円で売った。このアメの定価は何円か。
エ.1周18kmのグラウンドを2時間かけて走った。平均時速はkmか。

【回答】アとエ 

文章に「アメ」という言葉が入っているからといって仕分けするのではなく、問題の構造が「割り算」であるアとエを選ぶ必要があります。

 

②言語系

【問題】

次のア〜オを「文の構造」によってAグループ(2つ)、Bグループ(3つ)に分類する時、Aグループに分類されるものを2つ選びなさい。

【選択肢】

ア. 大雪が降り、各地で道路が寸断された。
イ. 蒸し暑くなってきたので、そろそろ蚊の出る頃だ。
ウ. タブレット端末の出荷数量が急速に伸びたため、市場は飽和し始めた。
エ. あれだけ練習を重ねてきたのだから、絶対に優勝するはずだ。
オ. 近くに大型ショッピングセンターができたため、近隣地域の地価上昇現象が起きている。

【回答】イとエ 

この問題では、前半に対する後半の論理関係の違いに着目する必要があります。
どの文章も前半では「原因・根拠」を示しています。

ア、ウ、オでは前半の「原因・根拠」に対して、後半では「実際に起きた結果」が述べられています。

これらの文章は3つで1つのグループを形成しているので、Bグループであることが分かります。
イとエでは前半の「原因・根拠」に対して、後半では「推測」が述べられています。

これらの文章は2つで1つのグループを形成しているため、Aグループであることが分かります。

よって、正答は「イとエ」となります。

SPI3の対策 | いつから始めるべき?

SPI3は、選考の序盤で実施されることが多い試験です。
そのため対策を十分に行うためには、少なくとも就活が始まる半年前から始めるといいでしょう。

なお、選考直結型のインターンシップがピークとなる夏のインターン選考や、冬のインターン選考に、SPI3を実施する企業がありますので、当該年度の就活スケジュールに留意して対策を進めてください。

以下の記事では、政府の就活ルール変更を踏まえた26卒の就活スケジュールを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

就活生が知っておくべきSPI3対策4つのポイント

SPI3対策のポイントを5つの項目に分けてそれぞれ解説していきます。

選考を突破するためには下記の項目を意識しながら対策を進めてください。

①出題形式に慣れる

まず、SPI3の出題形式に慣れる必要があります。
そのためには、早い時期から実際の演出問題や過去問題を繰り返し解きましょう。繰り返し問題を解くことで解き方や傾向、さらに解き方のポイントや要点を理解することができます。

そして苦手な分野や間違えた問題を重点的に繰り返し復習すると、苦手な問題も克服できるでしょう。

学校や就活サイトでは、デモ環境で問題を解けるため、ぜひ活用して問題に触れる機会を増やしましょう。

②時間配分に慣れる

SPI3を攻略するためには、テストの所要時間から逆算して時間配分を明確にし、限られた時間内ですべての問題が解けるように準備する必要があります。

時間内に効率的に問題を解くため、それぞれの問題に必要な時間を確認しながら、タイマーを用いて時間を計りながら演習を行いましょう。

時間を計ることで、どの問題にどの程度時間を割くべきかが明確になるため、問題を解く順番などを工夫しながら取り組むのがおすすめです。

③暗記はスキマ時間を活用

暗記問題は、日々のスキマ時間を有効に使い、毎日コツコツと必要事項の暗記を行いましょう。

スキマ時間とは、通学の時間や授業の休憩時間などを指します。

一度に暗記できる量は少なくても、毎日コツコツと暗記を継続していれば記憶に定着しやすくなるでしょう。

過去問題を解きながら必要な項目をその都度暗記するのも有効です。

特に言語問題は暗記が多く、四字熟語や類義語、対義語、語句の意味も理解しておきましょう。

暗記ができていなければ問題を解くことが難しいため、語彙はできるだけ多く習得しておくことが大切です。

④テキスト・問題集選びは慎重に

SPI3の対策本や問題集は、最新版かつ問題数と解説の量が豊富であるかをチェックしましょう。

そして何冊もテキストや問題集を活用するのではなく、特定の1冊を繰り返し使用して、解けない問題を減らすことに注力するのがベストだといえます。

1冊に集中する理由は、記載されている内容に大差はないからです。

何冊も取り組むよりも、問題集によって本の構成や表現は異なりますが、自分が勉強しやすい構成の問題集を完璧に覚えるまで取り組みましょう。

以下の記事では、SPI3の言語・非言語の出題傾向と対策法を解説していますので、SPI3を攻略得意分野にしてください。

【言語/非言語/英語完全網羅】SPI初心者でも短期間で対策できる資料配布中!

SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。

「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。

この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。

この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。

SPI頻出問題集

SPI3で合格するには何点必要?知っておきたい偏差値評価

SPI3で合格するには何点必要?知っておきたい偏差値評価

「SPI3で、合格するには、何点が必要?」

「何点とればいいの?」という疑問を抱いている就活生は多いのではないでしょうか。

合格のボーダーラインを知るとより効果的な対策が行えるため、下記の項目を意識して対策に取り組んでください。 

SPI3は偏差値で評価される

SPI3は、点数評価ではなく偏差値での評価で、以下の段階に分類されます。

SPI3評価段階
  • 段階1:偏差値~29.5/出現率 2.3%
  • 段階2:偏差値~37.5/出現率 9.2%
  • 段階3:偏差値~45.5/出現率 23%
  • 段階4:偏差値~53.5/出現率 31%
  • 段階5:偏差値~61.6/出現率 23%
  • 段階6:偏差値~70.0/出現率 9.2%
  • 段階7:偏差値70.0~/出現率 2.3%

SPIはこのように偏差値で評価されます。

平均となる50が「段階4」となり、「段階3~5」の範囲が標準偏差値である全体の7割を占めているといえます。
つまり評価は偏差値であり、得点でないことに留意してください。

合格ラインの目安

SPIは、偏差値で評価されているため、企業はこの偏差値で合格ラインの目安を定めています。
企業ごとに合格ラインの基準は異なりますが、平均値となる「段階4」がひとつの目安となるでしょう。

7割の学生が「段階3~5」に収まるため、高い段階が合格ラインとなる就活偏差値の高い企業を狙うには、段階6以上を目指すことが必要と考えられます。

業界の中では特に外資コンサル、外資金融、日本銀行、五大商社は高い段階が求められる傾向があります。

なお、各社のSPIボーダーライン一覧をまとめた記事がありますので、志望している企業の偏差値を確認して、目標設定をしておきましょう。

【無料】SPI3の練習問題集アプリを紹介

SPI3の試験対策としては、対策本やWEB問題集などがありますが、ここでは最も効率的に学習できる無料問題集アプリを紹介します。

これらのアプリは、スマートフォンがあれば、どこでも気軽にSPI3の問題に挑戦することができるため、有効的に活用してみましょう。

①SPI言語・非言語試験対策問題集 就活/転職対策アプリ

SPI言語・非言語試験対策問題集 就活/転職対策アプリ

出典元:SPI 言語・非言語試験対策問題集 就活/転職対策アプリ

この就活/転職対策アプリは、スキマ時間を活用してSPI3の対策ができるツールです。

特に、忙しくてSPI3に取り組めない方におすすめです。

年間約25万人が利用し、利用者からのフィードバックにより問題や解説が改善されており、登録不要・完全無料で利用できます。

アプリの仕様としては、問題演習・小テスト・暗記・問題一覧の4種類が展開されており、状況に合わせた学習が可能です。

特に暗記モードでは、「赤チェックシート」のように、重要な部分を隠して暗記ができます。

さらにリマインダー機能を有しているため、継続的な学習が可能な点も魅力です。

②SPI言語 Lite 【Study Pro】

SPI言語 Lite 【Study Pro】

出典元:SPI言語 Lite【Study Pro】

「Study Pro」は、効率的なSPI対策が可能です。

未学習や苦手な問題を優先的に出題する「最適学習モード」を搭載しており、スキマ時間でも効果的な学習ができます。

全問題には詳しい解説が付き、問題を解く過程をメモに残すことができるため、自分の思考過程を見直すことが可能です。

言語・非言語分野の問題が項目ごとにラインナップされており、各項目の問題に集中して取り組むことも可能です。

また、アイコンとタグで問題の理解度や学習優先度を表示し、自分の苦手な分野を一目で把握できます。

無料版では言語・非言語を合わせて全88問収録しており、有料版では、言語版で全232問、非言語版で全152問を収録しています。

本番に向けた実践演習もでき、制限時間を意識して問題を解くことが可能です。

③SPI言語・非言語 就活問題集 -適性検査SPI3対応-

SPI言語・非言語 就活問題集 -適性検査SPI3対応-

出典元:SPI言語・非言語 就活問題集 -適性検査SPI3対応-

このアプリは、就活生向けの適性検査SPIのWEBテスト&テストセンター対策アプリで、10万人以上が利用しています。

本アプリは、全382問(非言語242問、言語90問、英語50問)を収録しており、すべての問題を解答から解説まで無料で利用可能です。

就活メディアが監修しているので、問題や解説の質が高く、アプリランキングサイトApplivでランキング1位の評価を獲得し、多くのユーザーから高評価を得ています。

アプリの機能としては、教科一覧、復習モード、学習データの確認などがあります。

これらの機能を活用することで、効率的にSPI対策を進めることが可能です。

特に、おまかせ復習モードでは、間違えた問題を中心にランダムで出題され、苦手な問題を克服するのに役立ちます。

このアプリは、SPI対策を始めたい方、効率重視で選考落ちしないレベルまでSPI対策を早く終わらせたい方に適しています。

さらに、じっくりとたくさんSPIの練習をして完璧にしたい方など、さまざまなニーズに対応可能です。

以下の記事では、無料ダウンロードできる適性検査SPI問題を紹介していますので、ぜひご覧ください。

さいごに

今回は、SPI3の概要や問題構成、出題内容のほか、過去問や対策方法、おすすめ練習問題アプリを試験の特徴から問題例までをご紹介しました。

SPI3は、過去問題集もしくは対策本を使用して繰り返し演習を行い、出題傾向や時間配分に慣れれば、高得点を目指すことができます。

特に、苦手な問題や解答に時間を要する問題は、スムーズに解けるまで何度も徹底して対策を行いましょう。

本記事を参考に、SPIの対策を十分に行い、志望企業の合格を勝ち取りましょう!

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 今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました!

 すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください!

キャリアアドバイザーが自己分析する方法を徹底解説

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