【企業研究】インタースペースの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年11月24日更新
はじめに
株式会社インタースペースはインターネット広告事業とメディア事業を手掛ける企業であり、本社は東京都新宿区です。
業種はサービス業であり、主にインターネットを活用したプロモーションやメディア運営およびこれらに関連する事業を行っています。
パソコンや携帯端末向けの成果報酬型ネット広告「アクセストレード」の運営や検索エンジン最適化事業をおこなっています。
また、子会社が多くあり、さまざまなサービスを提供している企業です。
海外事業においてはアジア諸国で事業を展開しています。
インタースペースの企業研究における企業情報、社風や求める人物像をご紹介しますので就活を行う際にぜひこの記事を参考にしてみてください。
またサービス業以外の業界は、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
事業内容
インターネット広告事業について
・アクセストレード
まずは「アフィリエイト」について解説します。
アフィリエイトとは、インターネット上で商品やサービスの広告を「アフィリエイター」と呼ばれる人が自身のサイトで紹介し、その商品やサービスが売れれば、アフィリエイターに収入が入る仕組みのことです。
これは成果報酬型で広告収入が入るシステムになっています。
アクセストレードはASP(広告主とアフィリエイターの仲介をするもの)と呼ばれるものであり、膨大な広告掲載媒体から広告主のニーズに合わせた掲載媒体を提案しています。
現在は日本国内だけでなく、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールにおいてもサービスを展開しています。
・ストアフロントアフィリエイト
携帯電話販売店を中心としたリアルネットワークシステムです。
成果報酬型サービスであり、販売員がお客様とのやり取りの中で多彩な活動や手法を促進できます。
・賢瓦(けんが)
インターネットでのアクセス離脱を防止するポップアップツールを提供しています。
離脱ユーザーを収益化するために、事業者に改善策を提案するものです。
メディア事業について
・ママスタ
日本最大級のママ向け情報サイトであり、ユーザーは月間1200万人以上です。
子育て、生活関連情報、コミュニティ、保育園検索、学びの知識などママに役立つ情報提供をおこなっています。
(ママスタセレクト、ママスタコミュニティ、ママスタ保活、ママスタ学びなど)
・saita
ママ向けメディアを卒業し、一人の女性として人生を楽しむ情報配信をするサイトです。
健康・美容、キャリア、家事や人間関係等の悩みを解決しつつ、暮らしを楽しむヒントを提供します。
・ヨガジャーナルオンライン
世界の最新ヨガニュースとライフスタイルを毎日読めるメディアになります。
・KOIMEMO(コイメモ)
恋愛情報WEBマガジンであり、結婚適齢期の恋人が欲しい若者への情報を提供します。
・塾シル
全国の学習塾が検索できるサイトです。
約8000もの学習塾情報が検索可能で、多様な目的に合ったマッチングができます。
他には4FEET、4yuuu、4MOON、RECOTRIP、転職派遣サーチ、プロリアなどの事業をおこなっています。
メディア事業の詳細はこちらへどうぞ。
新卒選考フロー
〇ES(エントリーシート)
ESの記入内容は志望動機、学生時代に頑張ったこと、自己PRなどです。
自分の長所と短所や過去の失敗体験などもあります。
〇説明会、セミナー
1次選考が始まる前に次の2つを実施します。
まずは適性検査で、内容は1問1答での性格診断です。
次には推薦文の提出があり、一緒に活動したことのあるメンバーや先輩、先生といった人からのアンケート回答での推薦文を提出します。
〇グループディスカッション
時間は20分で、学生が6人のグループに分かれてテーマについて討論をします。
時間が60分で学生数が50人の時もありました。
討論のテーマでは
「この化粧水をどの年代に売るか考えてください」や
「とある洗顔料の特徴からターゲットを定めてください」などでした。
〇面接について
次に面接へと進むのですが、企業のビジョンや目指すところをしっかり下調べをして理解しておくことがポイントです。
ただ質問された内容にうまく答えることができても、企業理解が不充分ならば採用は難しくなります。
そしてどの面接に対しても言えることですが、自分の言葉で「なぜそうなのか」と深堀りをした答えが求められるのでしっかりと準備することが重要です。
〇1次面接
1次面接は人事の方と1対1で実施され、時間は40分程度です。
その人についての一般的な質問が用意されています。
質問の内容としては「学生時代に力を入れたこととそこで得たもの」、「人生で最も挫折を感じたこと」「入社してからやってみたいことや取り組みたいこと」「社会人と学生の違い」などです。
〇2次面接
2次面接では、部長など役職の方との面接になり、時間は40分程度です。
質問内容として「あなたにとって働くことは何ですか」、「所属ゼミでおこなっているテーマについて説明してください」などになります。
〇選考要素を含まないワーク
最終選考の前に選考には考慮されないワークがあります。
これは実務に似たワークを体験させた上でどのくらいビジネスの能力を発揮できるかにチャレンジするのが狙いです。
ワークの結果は選考に影響しませんが、入社後の営業業務での活躍イメージを事前に確認するためのものです。
このワーク結果は最終選考でのすり合わせとなります。
〇最終面接
最終面接では社長との1対1での面接となり、こちらの時間は60分程になります。
質問内容としては「学生時代の取り組みやその理由」「苦難をした経験や克服した方法など」「就活はどのように進んだか」などです。
最終面接ではかなり(突っ込んだこと)を質問されます。
提出資料からも細やかなことを聞かれることが想定されますので、しっかりと準備をして想定できる答えを用意しておきましょう。
〇内定
面接は合計で3回はおこなわれ、複数の面接を突破して内定が決定します。
※選考についてのひとこと。
インタースペース社はアフィリエイト広告をメインに扱う企業です。
このアフィリエイト広告には得意ジャンルとされるものがあり、エステサロン・SE(システムエンジニア)、マッチングアプリなどが該当します。
企業研究をされる方は、アフィリエイトについての知識を事前に入れておけば広告に対してのイメージが作りやすいメリットがあります。
また入社後のプランや、将来やりたいことを質問された時に答えやすくなるでしょう。
インタースペース社はインターネットの力で世界を相手に戦える会社を目指しています。
新しい価値を創造してゆくことにおいては、自分の体験で0から1を達成したエピソードなどは良い評価を得られるかもしれません。
面接のアピールポイントにしても良いと言えるでしょう。
次項目の「社風」ではインタースペース社のマインドが述べられています。
こちらもしっかりと理解した上で選考に臨むことがおすすめです。
社風
自分がやりたい仕事を任せてくれる環境があり、本人の意欲を尊重してくれる会社です。
一人一人の成長を大切にしており、決められた枠の中での仕事ではなく、確実な成長を目指しています。
そして創業当初から「お客様と共に成長し続ける企業でありたい」を掲げており、それぞれの事業に応じた企業理念を制定しています。
- WinーWinをつくり、未来を作る
人と人がお互いを思いやり、良い影響を与えて未来を作ってゆくことが求められています。
常に相手を思いやり、そして新しい価値を実現することが必要です。
そのためには適切な情報を必要とする人たちへ届けることが重要になります。
情報は常に新しいものになり、多くの選択肢が生まれます。
インタースペース社の使命は情報の格差をなくして、多くの挑戦を生み出すことです。
お互いがWinーWinとなる未来に挑戦を続けていきます。
- Be innovative! 次の時代を切り拓く革新的な企業へ
私たちはより多くの人々に喜びを与え、新たな価値を提供し、社会へ貢献できる企業であることを目指し続けます。
既成概念に囚われない、確かな価値を提供できること。
また関連する全ての人々に幸せをもたらせる企業であるために、日々挑戦を続けてゆきます。
- 6つの行動指針
①インターネットであらゆる業種を変革してゆきます。
②WinーWin志向で関わる全ての人との関係を構築してゆきます。
③グローバルな視点で発想します。
④ベンチャーマインドを持ち、常に失敗を恐れずに新しいことにチャレンジします。
⑤先進/革新。日々の発見、日々の変化、そして日々成長することです。
⑥社会にインパクトを与える価値を創出します。
求める人材
まだ世の中には出ていない、世界に通用するユニークなサービスを作ってみたい、自分のアイデアで世界に影響を与えたいという思いを抱いている人を募集しています。そのために以下の人材を求めています。
①自分を高める:高いモチベーションを持っており、いつも前向きに物事を考えている人。
その上で自分の能力を高めたい人です。
②本質を見抜く:物事の本質を究めたいと考えており、分析能力の高い人です。
③素直である:物事を見るのに、素直な視点を持っている人。
④感度が高い:いつも問題意識を持っており、世の中のニーズを察知する感度を高く持っている人。
また総合職とエンジニア職で求められていることも記していきます。
【総合職向け】
・マネジメントに興味があり、チームを率いて業務をした経験がある人。
・個人の成長やスキルを得ることだけでなく、事業や組織全体の成長を考えられる人。
・自分で考えて動ける人。
・物事を論理的に捉えることが出来る人。
・情報感度が高く、トレンドを抑えている人。
・目標に対して最後までやりぬくことが出来る人。
【エンジニア職向け】
・プログラミングを用いた開発経験がある人。
・プログラミング学習を1年以上続けておこなっている人。
・コミュニケーション能力に自信がある人。
(そして歓迎される条件として以下のものがあります)
・インターネット広告、マーケティングへの興味がある人。
・主体的なチーム単位での開発経験がある人。
・Javaを使用した開発経験がある人。
・Oracle、MYSQL等を利用した開発経験がある人。
・リーダー経験がありマネジメントに興味がある人。
・学校以外でもプログラミングの勉強や開発をおこなっている人。
・技術を学ぶことが好きで、学ぶ時間をきちんと確保しながら働きたい人。
・技術を教えたり広めたりするのが好きな人。
・人とコミュニケーションを取るのが好きな人。
・チームで活動するのが好きな人。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
インタースペース | 248億8044万円 | 542万円 | 3.7/5.0 | 本人の意欲を尊重する社風 |
電通 | 1兆2438億円 | 1169万円 | 4.7/5.0 | 体育会系の社風 |
サイバーエージェント | 7105億7500万円 | 734万円 | 4.2/5.0 | 安心と挑戦はセットの社風 |
GMOアドパートナーズ | 1662億9000万円 | 523万円 | 3.9/5.0 | 業界1番を目指す社風 |
採用大学
【採用実績(大学)】
同志社大学、東京電機大学、関西学院大学、京都産業大学、甲南大学、法政大学、青森公立大学など
採用大学のランクとしては
Sランク(3%)、Aランク(33%)、Bランク(37%)、Cランク(18%)、Dランク・その他で(10%)となっており、大学A、Bランクでの採用が70%を占めています。
まとめ
インタースペース社はインターネット広告事業とメディア事業においてさまざまなビジネスを展開し、常に挑戦を続ける企業です。
フレッシュで先進的な視点を持ち、日々の仕事に励むことが求められます。
また自分でやりたいことにどんどん挑戦できる環境ですので「入社してこんなことに挑戦したい」とアピールすることはきっと選考時にプラスとなるでしょう。
企業研究をする上でこの記事が参考になることを祈っています。