【企業研究】株式会社ギークフィードの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年12月27日更新
はじめに
株式会社ギークフィードは、ITやシステム関連事業を展開するベンチャー企業です。
社長の内氏は音声認識の技術にいち早く注目し、通話録音システム「YouWire」運用の実現のために2011年に創業。
内氏の同級生・後輩と共に3名で事業をスタートし、その後は少数精鋭と効率性を重要視しながら質の高いサービスを展開していき、創業以降11期連続で増収を達成しています。
また日本国内でたった37名しか選ばれていない「2022年AWSのAmbassador」に株式会社ギークフィードの社員が2名選出された実績を持つなど、「社員が育つ環境」にも注力します。
優秀なエンジニアが揃い、右肩上がりで業績を上げていることが評価され、2023年には「ベストベンチャー100」にも選出。
本記事では、そんなハイレベルな環境で仕事をする株式会社ギークフィードの事業内容や新卒採用について就活生向けに紹介していきます。
株式会社ギークフィード、そしてIT業界のベンチャー企業に興味を持つ学生は、ぜひこの記事を参考にしてください!
また、IT業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!
参考・引用
会社概要
株式会社ギークフィードの会社概要は以下になります。
会社名 | 株式会社ギークフィード(GeekFeed Co.,Ltd.) |
愛称 | ギークさん |
設立日 | 2011年5月17日 世界情報社会・電気通信の日 |
資本金 | 15,032,000円 ※ 2023年1月現在 |
従業員数 | 31人(2023年1月時点) |
役員 | 代表取締役 内信史(経済産業大臣登録 中小企業診断士) 取締役 濱田太郎 取締役 吉田剛(経済産業省推進資格 ITコーディネータ) |
顧問弁護士 | 弁護士法人 淀屋橋・山上合同 川井田 渚 |
所在地 | 〒111-0056 東京都台東区小島2丁目20番7号 扶桑御徒町ビル2F (本部・受付)(本部・受付) 東京都台東区小島2丁目20番7号 扶桑御徒町ビル5階(開発ラボ・会議室) |
電話番号 | 03-3863-6754 |
事業内容 | コンピュータシステム及びソフトウェアの企画、制作、開発、販売、賃貸借、輸出入、保守及びコンサルティング インターネットに関する総合コンサルティング業務 インターネット及びコンピュータ等の情報処理端末を利用した情報処理サービス業務、情報提供サービス業務 通信・情報処理機器の開発、製造、販売、輸出入 外国文書の翻訳、出版、通訳業務 書籍及び教育出版物の企画、制作、出版並びに販売 企業の人材育成と研修事業 経営コンサルタント及び各種マーケティングリサーチ業務 |
公式サイト | https://www.geekfeed.co.jp/ |
申請・許認可・取得認証 | 関東総合通信局 電気通信事業者届出番号:A-23-12345 労働者派遣事業許可番号:派 13-311114 東京都 経営革新計画承認:25産労商128号 関東経済産業局 経営力向上に係る認定: 経済産業省認定 SmartSMESupporter:第12号‐20120015 など |
加盟・関連団体 | 東京商工会議所 日本クラウド産業協会 オープンソースビジネス推進協議会 PostgreSQL エンタープライズ・コンソーシアム 一般財団法人流通システム開発センター GS1 Japanパートナー会員 |
取引先 | NECネッツエスアイ株式会社 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 株式会社大塚商会 ソフトバンク株式会社 など |
事業内容
株式会社ギークフィードは優秀な社員が多数在籍していて「社員の育成」にも注目が集まっていますが、加えて社外の人材育成のための事業も展開しています。
事業内容は2つに分類できるため、下記で紹介します。
①AWS関連事業
【AWS移行・構築・運用支援】
AWSは2019年1月時点でクラウドサービスインフラの中で世界中で利用されている最もメジャーなクラウドサービスです。
AWSにおけるギークフィードの特徴は以下です。
・AWS アドバンストティアサービスパートナー認定企業
・AmazonConnect 推進企業
・アプリケーション開発をサポート
・構築・運用情報のドキュメント作成と引継ぎ
引用:AWS移行・構築・運用支援 | ソフトウェア開発のギークフィード (geekfeed.co.jp)
【Amazon Connect総合支援】
アマゾンのコンタクトセンターで使われている技術を使ったクラウド型コンタクトセンターサービスです。
ギークフィードのAmazon Connect支援サービスの特徴は以下になります。
・Amazon Connect AWS サービスデリバリープログラム認定企業(日本国内で3社目)
・AWS アドバンストティアサービスパートナー
・Amazon Connect 推進企業
・各種機能との連携で、高いサービスレベルを実現
・構築・運用情報のドキュメント作成と引継ぎ
引用:Amazon Connect 総合支援 | ソフトウェア開発のギークフィード (geekfeed.co.jp)
【AWSパートナーサクセス支援】
AWSパートナーサクセス支援では、AWSパートナーとしての成長をサポートします。
弊社のノウハウを共有し、一緒にプロジェクトに参加することで実践的な経験を積んでいただけるようサポートします。
また、パートナー様が成長される過程において、ガイダンスを提供し、様々なご質問にお答えします。
私たちのゴールは、お客様がAWSパートナーとして成功し、お客様に最高の体験を提供できるよう支援することです。
引用:AWSパートナーサクセス支援 | ソフトウェア開発のギークフィード (geekfeed.co.jp)
【内製化支援サービス】
・内製化支援推進 AWS パートナーとは?
日本のユーザー企業が「内製化」を進める際のボトルネックとなっているのは IT 人材の不足です。 AWS にはユーザー企業の内製化を支援するための様々なプログラムを持った AWSパートナーがいます。AWS に対する深い知見と、多くの経験を持つ AWS パートナーとともにユーザー企業の内製化を進めることが可能な AWS パートナーを「内製化支援推進 AWSパートナー」と位置づけられます。企業が自らの IT システムの主導権を握り、「内製化」を目指していくユーザー企業を AWS と株式会社ギークフィードは支援します。
・内製化支援サービスの背景
Amazon Connect は、革新的なクラウドコンタクトセンターソリューションとして、市場に受け入れられています。その一方で、人材の面では、運用、構築、あるいは統合するためのスキルが十分に成熟していないのが現状です。こうした構造的な課題は、コンタクトセンター業界に限らず、多くの業界でも同様であり、IT 業務の内製化への動きが活発化しています。
引用:内製化支援サービス | ソフトウェア開発のギークフィード (geekfeed.co.jp)
②システム・AI事業
【システム開発】
ギークフィードのオープンソースのカバー範囲はウェブだけではありません。
OSやDB、メールサーバーやウェブサーバー等インフラ/ミドルウェア寄りのベースノウハウはもちろん、PBXやCTI、チャットや通話録音システムなどの、コミュニケーションシステムや電話系システムに精通してます。
幅広いオープンソースをカバーすることにより、設計フェーズにおいて、どのようなシステムにおいても共通で必要となるような部分は開発をせずにオープンソースを利用し、個別の業務に合わせる必要のある部分や、ビジネスのコアとなる部分に集中して開発する、という開発の取捨選択と提案が初めて可能となります。これにより、コストと時間の無駄を省き、短納期での開発を実現しております。
また、オープンソースを利用し開発部分を集中することによりプロジェクトの肥大化を防ぎ、少数精鋭での開発により高品質を実現します。
その他、動画で学習できるe-learningシステムや求人向けのポータルサイトのパッケージもございます。
引用:システム開発 | ソフトウェア開発のギークフィード (geekfeed.co.jp)
【翻訳/海外製品のローカライズ】
ローカライズとは、ある国を対象に作られた製品を、外国でも使用できるように、外国語に対応させることです。
例えば、アメリカのソフトウェアを日本でも使用できるように日本語に翻訳することです。
ギークフィードでは、アメリカ、中国をはじめとした海外との取引実績豊富なメンバーが在籍し、海外製品のローカライズも行っております。ITの知識を持ち海外ビジネス経験を持つ、母国語が英語/中国語のメンバーが在籍するため、ハイレベルなローカライズが可能です。
新卒選考フロー
株式会社ギークフィードは、エントリーシート提出やWeb試験、個別面接などオーソドックスな内容で選考が行われます。
また特徴として、書類選考に通過した学生は希望制で「カジュアル面談」に参加することができます。
会社をより知ることができる機会であるため、株式会社ギークフィードを志望する学生はぜひ参加することをオススメします。
①エントリーシート提出
新卒採用HPからマイページ登録後、エントリーシートの提出を行います。
過去に出題されたES題目はインターネット上で確認できませんでしたが、一般的には
・ガクチカ
・志望動機
・パーソナリティ(強み・弱み)
をのいずれか、または全てをESで記載する場合が多いです。
そのため、自己分析と企業分析を徹底的に行って、納得のいく文章作成を心がけましょう。
②カジュアル面談
名前から推測する限り、株式会社ギークフィードをより知るための機会として設けられた「座談会」や「社員相談会」のようなフローなのではないか、と予想します。
希望制のフローに積極的に参加したことが、企業に対して志望度の高さをアピールする要素になることもあるため、特に志望度の高い学生には参加してほしい面談になります!
③Web試験
具体的な試験内容に関する情報はインターネット上に載っていませんでした。
一方新卒採用で使用されるWeb試験は「SPI形式」「玉手箱形式」が多いため、株式会社ギークフィードも同様になる可能性があります。
いずれのWeb試験も事前の対策を行っていないと良い点数を採ることが難しいため、参考書での演習や他企業の選考で学力検査を受験するなどを通して、試験に備えておく必要があります。
④面接
面接は提出したESの内容をもとに進められると予想します。
また株式会社ギークフィードの面接突破のポイントは2点あると考えています。
1、なぜ数あるITベンチャー企業の中で「株式会社ギークフィード」なのかを明確にする
ベンチャー企業が最も多く属している業界が「IT業界」と言われているほど、IT事業を展開するベンチャー企業は多いです。
そのため、ギークフィードが持つ事業・社風などの特徴を探し出し、また自身が数ある企業の中でギークフィードを志望する理由を、自身の経験や価値観を根拠に説明していくことが重要になります。
2、どの職種を志望するか
株式会社ギークフィードの職種は「開発」「セールス」「コンサルティング」など計11職種で応募を行っています。
そのため、自身の志望職種を明確に示したうえで、ギークフィードが持つ環境で実際に活躍するイメージを面接官に与えられるような言動を行っていけるよう、時間をかけて対策をしていきましょう。
参考・引用
社風
株式会社ギークフィードの社風は、以下2点で表すことができます。
①働きやすさを重視した仕組み
勤務時間の定時は9時30分~18時30分ですが、場合によっては時間をずらして勤務することが可能で、中には「週4勤務」の社員もいるなど個人個人で働き方は様々です。
またフルリモートワーク形式で仕事を行っているため、自身の都合も優先しながら仕事に取り組める仕組みがあります。
②成長できる環境
毎週木曜日に社内勉強会を実施し、また資格取得支援制度においても約100種類の資格に対する支援を定めており、とても手厚いです。
参考・引用
求める人物像
株式会社ギークフィードの求める人物像は、採用HPの「私たちのミッション」に記載されている内容と合致するため、下記で紹介します。
①固い仲間意識
仕事をする上で、 お互いに助け合い高め合う仲間意識を大切にしています。 他人に依存するのではなく、自らの得意分野を徹底的に鍛え上げ、それが不足している者に補い、 自らもまた不足しているところを補ってもらうという関係。 決して慣れあい的な仲間意識ではなく、 プロフェッショナル同士としての仲間意識です。
②貪欲な探求心
R&D業務を手がけていることもあり、イノベーションを起こすためには新しい技術やトレンドに関心を持って積極的に情報収集し、チャレンジすること。 そのためにも、 特に変化の激しいIT業界に アンテナを高く伸ばし、情報を集めるスタンスは必須です。
③伝えることへのこだわり
GEEKな技術は、ビジネスの相手に伝わってこそ価値が発揮されます。
技術力のみならず、 相手に伝える力も重視し、誤解があれば解消し
効率的かつ円滑なビジネスを営むことを目指します。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
株式会社ギークフィードが業界内でどのような立ち位置にいるのか、他社と比較しながら明らかにしていきます。
就職難易度や偏差値について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ギークフィード | 約6億5,000万円 | 600万円~700万円 | やや難 | 働きやすさ重視、成長できる環境 |
LULL | 約10億円 | 約500万円~600万円 | 普通 | 多様性がある、風通しがいい |
Fabbi Japan | 3~10億円 | 非公表 | 非公表 | 情熱的、挑戦を惜しまない |
今回は、ベストベンチャー100に選ばれたIT企業2社と、ギークフィードを比較していきます。
売上高に関してはギークフィードが一番低いですが、理由は社員数が少ない点が挙げられます。
社員1名当たりの売上高でいうと「2,644万円」でIT業界平均の2倍以上の数値を達成しており、少数精鋭における理想的な経営を行っているといえます。
平均年収においては、採用HPの募集要項にて
・セールスの想定年収:450万円~900万円
・AWS開発エンジニア:470万円~930万円
などと記載があり、多くの職種で上記に近い想定年収となっていたため、平均は「600万円~700万円」と予想。
就職難易度は、オーソドックスな採用を行っている一方で、新卒・中途ともに毎年1名~10名程度しか採用しておらず、倍率がとても高いため「やや難」と評価しています。
参考・引用
採用大学
株式会社ギークフィードの採用大学は、インターネット上で情報が確認できませんでした。
一方社長の内氏は早稲田大学出身で、他の創業メンバーは内氏の同級生や後輩であるため、役員の方々も同様に難関大学出身の可能性が高いです。
しかし「成長できる環境」が社風の1つであるため、学歴よりも学生の「伸びしろ」や「高い成長意欲」という点を最も重要視して選考していくのではないか、と考えます。
参考・引用
株式会社ギークフィード 内 信史 | ベストベンチャー100 (v-tsushin.jp)
まとめ
本記事では、【企業研究】株式会社ギークフィードの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで、就活生向けに役立つ情報をまとめました。
音声技術の事業で創業しましたが、その後はIT分野における社内外での人材育成という点にも注力して多様なサービスで結果を残しており、今後は海外展開も視野に入れるなど株式会社ギークフィードへの期待は高まるばかりです。
また少数精鋭で「社員の成長」のための投資も積極的に行っているため、圧倒的なスキルを身に着けていきたい学生には特にオススメできる企業といえます。
そのため仕事を通してスピード感をもって成長していきたい学生は、ぜひ株式会社ギークフィードにエントリーしてみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。