KDDIのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月22日更新
はじめに
この記事ではKDDIへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にKDDIならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、KDDIが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、KPMGの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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KDDIの概要
初めにKDDIとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
KDDIとは
KDDIとは、1984年設立の通信業界に属する企業です。
ビジネス領域は大きく3つに分けられます。
個人のお客さまを対象にサービスを展開するパーソナルセグメント・お客様のビジネスをサポートするビジネスセグメント・世界との通信をつなぐグローバル事業です。
国内で唯一固定通信、移動体通信、グローバル通信の3つを全て手がけている通信キャリアであり、3つの通信を1社で扱える総合力が強みとして挙げられます。
また、KDDIは海外にデータセンターブランドを設置し、グローバルビジネスのプラットフォームとして多くの人が利用しているように、海外展開も積極的に行っているのも特徴です。
KDDIの採用難易度
結論から述べますとKDDIの採用難易度は高いとされています。
最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社で、KDDIは107位にランクインしており、就職偏差値は60です。
参照ページ
最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社 対象に加わった外資 …
同じく通信業界である他企業と比較をしてみると、NTTドコモは132位、ソフトバンクは184位であることから、KDDIの就職難易度は通信系企業の中でも高いことがわかります。
就職難易度が高い理由は、KDDIが通信業界内での売り上げが1位であり、将来性に期待が持てる企業ですので、就活生からの人気もあることです。
しかし、採用人数が多いのも特徴であり、採用倍率は約30倍と言われています。決して低い数字ではありませんが、内定を獲得できる可能性はあると考えてよいでしょう。
KDDIの採用大学
KDDIの採用大学の実績は以下の通りです。
全国からの採用実績がありますが、採用大学ランキング上位は難関私立大学が多くを占めている印象です。
採用者が多い大学は難関大学が多いことから、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
しかしながら、難関大学以外の採用実績もありますので、対策次第で巻き返せるでしょう。
早稲田大学、上智大学、慶應義塾大学、横浜国立大学、京都大学、明治大学、北海道大学、電気通信大学、法政大学、筑波大学、東京工業大学、東京理科大学、東京大学、神戸大学、東北大学、大阪大学、九州大学、青山学院大学、中央大学、立教大学、立命館大学など |
参照ページ
ドコモ、KDDI、ソフトバンク、通信キャリア3社の「採用大学 …
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
KDDIが求める人材とは?
KDDIでは、「あるべき姿に目を向け具体的な目標を立ててやり抜く力のある人」「周囲と真摯に向き合い、思いを一つにし変革していく力のある人」の2つを求める人材として挙げています。
加えて、下記の内容は評価されると言われているものです。
これらに当てはまる方も、KDDIが求める人材と言えるでしょう。
人を巻き込み仕事を進める
やりぬく力、根性がある
失敗を恐れずチャレンジする
改善点に気づき実行する
新しいお客様、事業を切り拓く
KDDIには「KDDIフィロソフィ」という行動規範があります。 これはKDDIの社員が持つべき価値観・行動規範を記したものです。下記に詳細が書かれたものを掲載してありますので、ご確認ください。
参照ページ
KDDIの採用の方向性とは?
KDDIでは、「あるべき姿に目を向け具体的な目標を立ててやり抜く力のある人」「周囲と真摯に向き合い、思いを一つにし変革していく力のある人」の2つを求める人材として挙げています。
選考方法には、初期配属領域を確約しない【openコース】と確約されている【willコース】があります。
社員自らがキャリアプランを考え、高い専門知識やスキルを得るための研修なども整っており、様々なプログラムを活用することによってステップアップが可能です。
KDDI Sonic-Falcon(セールスアドバイザー)では「、新しいジブンをこれから、ここから。」というスローガンを掲げており、好奇心と成長欲があり、人を喜ばせることに喜びを感じる人を求める人材として挙げています。
実際活躍している社員の多くは、チームワークを大切にし、よりよい状態をめざして前向きに取り組める人だとされているので、これらも当てはまる方は向いていると言えるでしょう。
全国各地で採用を行っているため、ご自身で希望の勤務地を選択することができます。
入社時に高度な知識は必須ではなく、未経験であっても不安をかじることなく働けるよう研修制度が整っています。また、福利厚生・待遇・手当が充実した環境です。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、マイページで案内されていますのでご確認ください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
自分の中で100点のエントリーシートを書いても、なかなか選考に通過しないという方いませんか?
エントリーシートには、作成する際にポイントがいくつかあります。
「結論ファースト」で書く
書く流れは、以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この流れで書くと、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
「ポイントを絞る」こと
多くの就活生が陥る失敗例としてあげられるのが、企業にアピールしたい内容・経験をすべて盛り込んで書いた志望動機です。
焦点を絞らず、伝えたいことをすべて書きたい気持ちはわかりますが、それでは相手には何が本当に伝えたいメッセージなのかわかりません。
エントリーシートでは、限られた文字数の中で「自分がこれまで培ってきた経験やスキル、それらを裏付けるエピソード」で貴方という存在を理解し、会ってみたいと興味を持たせることが重要です。
そのためには、いくつも並べて書くより1つに絞り、それについて深く論じた方が相手は理解しやすくなるでしょう。
言葉遣いに注意する
エントリーシートは、応募者の人柄や能力が表れると言われています。
企業側は、相手と対面することなく書類上だけで判断しなければなりません。
そのため、言葉遣いには特に注意が必要です。
以下の点は、多くの就活生がやってしまいがちなミスです。
- 話し言葉や「ですます調・である調」が混在している
- 誤字脱字
- 主語と述語の間に余分な情報を詰め込む
- 不要な接続詞(そして、また、なぜなら等)がついている
- 偽ったエピソードを書き、面接の深堀の際に嘘が露呈する
- 一文が長すぎて読みにくい
- 学生言葉
以下の例文を参考にしてください。
結論:私は、充実した通信サービスを世界中に提供したいと考え、御社を志望します。 理由:通信工学を専攻している私は、これまで生み出されてきた最先端技術をどんな地域にも提供したいという思いがあります。 具体例:私は、大学時代研究プロジェクトの一環でカンボジアを訪れました。そこで未だに通信インフラが整っていない国が存在していることを目の当たりにし、もどかしさを感じました。 結論:そこで私は、金銭的に貧しい発展途上国でも、最低限のコストで最大限の満足が得られるサービスを提供したいと強く思うようになりました。 インフラ整備を整える際の最大の問題点は、莫大なコストがかかるということです。 電力の自由化とグローバル事業に力を入れている御社であれば、低コストで良質な通信環境の提供が実現できると考えます。 入社した際には、これまで培った通信工学の知識を活かし、最低限のコストで全世界への通信環境の提供することに貢献していきたいです。 |
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、選考の第一関門であり、就活を行う中で必ず書く機会のある書類です。
企業側は、全ての就活生と面接をしている時間はありません。採用時間の短縮のためにエントリーシートを活用して、応募者が企業に有益な人材であるかどうか見ています。
面接に進むためには、書類選考を通過しなければなりません。
文章の内容が評価の対象になっているのはもちろん、面接官が注目して見ているのは文章の構造であったり、論理的思考の持ち主であるかです。
そのため、企業に提出する前には論理展開や文章構造の見直しが欠かせません。
また、設問毎に企業が見ている点は異なっているため、以下にまとめました。
志望動機
志望動機では、企業に対する熱意や情報収集能力があるかどうかを見ています。
企業のホームページや会社説明会などで、細かいところまで見ていると企業への志望度の高さが伝わるので、必ず見ておきましょう。
過去の経験
過去の経験について問われている時は、コミュニケーション能力やリーダーシップなど貴方のポテンシャルについて見ています。
過去の事を話す際のポイントは、いかに簡潔に話せるかです。人事に最も伝えたいことをはっきりさせましょう。
将来像
将来について問われている時は、未来志向や入社後にどのような活躍をしてくれるかを見ています。そのため、キャリアプランや会社にどのような利益があるかを具体的に答える必要があります。就職できるかどうか不安だと思いますが、一度収束後のご自身の在り方について具体的に想像してみましょう。
さらに人事に好印象を与える為には、目標を実現する為に行っている工夫などを話すことを推奨します。
価値観
価値観を問う質問では、個性についてや企業の方針と適しているかを見ています。
価値観は、その人の人生そのものであり、これまでの行動原理につながる要素です。これらが企業の方針と合致していれば、将来活躍してくれると期待できるため問われています。
業界特有のもの
業界特有の質問の時には、論理的思考能力が見られています。
世の中には多種多様な業界が存在しています。その中でなぜこの業界を選んでいるのかを、論理的に説明しなければなりません。
人事に好印象を与えるためには、徹底した業界研究が必要です。的外れな回答とならないよう、企業だけでなく業界についても研究しておきましょう。
設問で見られている点を意識すると、よりよいエントリーシートになると思います。質問の意図を考えながら、書いてみてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
KDDIの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
KDDIで実現したいこと(100字以内)
私の夢は災害時にも強い通信環境を提供し、人々に豊かで安全な暮らしを送ってもらうことです。 そして、「生活に必要不可欠なKDDI」と呼ばれる通信圏を作り上げることに尽力します。 |
ポイント:多くの就活生が、グローバルに着目しています。そうした中で、差別化を図るために「災害」にも強い通信環境を選びました。
KDDIがグローバル通信にも、注力している点をあげるのもとても良いと思います。しかし、多くの学生と被ってしまう可能性がありますので、オリジナリティ溢れる内容の方が面接官の目につくでしょう。
志望理由
私は貴社が国内で唯一、固定通信、移動体通信、グローバル通信の3つを1社で行っている総合通信事業者であることに魅力を感じました。日本が世界を追い越すためには、これら3つの事業を融合し利用できる、独自のサービスやコンテンツを提供することが必要であると考えております。革新的なサービスを提供している貴社であれば、それが出来ると思います。私も、先進的なコンテンツの開発に携わりたいと考え貴社を志望しました。 |
ポイント:ここでは、KDDIの特徴の移動体通信、グローバル通信の3つを1社で行っている総合通信事業者である点について書きました。
同業他社でできることを書くのではなく、KDDIでなければならない理由で書かなければなりません。そのため、競合であるドコモやソフトバンクとの違いを明確に把握しておきましょう。
続いて、特にKDDIに提出する際に有効的なエントリーシートの書き方をお伝えします。
KDDIは、auスマホを使用している方など我々にとって身近な存在であることから、多くの就活生が志望する企業です。
ここでやりがちなミスが携帯電話事業にこだわって書いてしまうことです。それでは、他の学生と差別化を図れませんので、KDDI全体の事業を幅広く研究し、KDDIだから志望する理由を明確に示すことが重要です。
ポイントを4点にまとめました。
- 通信業界の中でも.KDDIでなければならない理由を明確に示す
- 馴染み深い携帯電話分野にとどまることなく、企業全体の事業内容や取り組みをしっかり理解した上で書く
- 将来KDDIでどのようなキャリアプラン歩んでいきたいのかを具体的にイメージして書く
- これまで培った経験等を書く際には、その過程と思いを明確にし、「積極性」「リーダーシップ」「対人関係」が伝わるように書く
これら4つを意識して書くと、より良いエントリーシートが完成すると思います。
まとめ
この記事では、KDDIの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
KDDIは通信業界内で売上1位で、就活生からの人気も高い企業です。そのため、企業研究をしっかり行っていることがカギとなってきます。
そして、多くの就活生が意外と出来ていないのが自己分析です。エントリーシートでは、ご自身が企業の求める人材であることを伝えなければなりません。
企業だけでなく、ご自身の分析もしておきましょう。
KDDIでは求める人材として「あるべき姿に目を向け具体的な目標を立ててやり抜く力のある人」「周囲と真摯に向き合い思いを1つにして変革していく力のある人」を挙げていることから、個人で取り組む仕事仕事よりも、チームで協力しながら仕事に取り組む機会が多いと予測されます。
そのため、周りを巻き込み、目標に向かって最後まで取り組んだ経験をアピールすることが有効的でしょう。
就職難易度や人気も高いですが、採用人数も多いので、みなさんに内定獲得のチャンスはあります。
企業研究や自己分析をしっかりと行い、対策しておきましょう。
その際にこの記事も、ぜひ参考にして下さい。
悔いのない就活となるよう祈っています。