業界別の大手企業一覧を紹介!大手企業に向いている人も解説

2024年10月17日更新

はじめに

大手企業への就職を目指して就活している学生は多いでしょう。

しかし、以下のように思っている就活生もいると思います。

「大手企業って就職したいのだけど、そもそも大手企業って何なのだろう?」

「大手企業っていうけど具体的には?」

日本にも世界的にも知られているような大手企業が存在しています。

業界研究をする上でも、どのような大手企業があるのか、どのような事業を行っているのかなど、大手企業について調べることは重要です。

この記事で分かること
  • 大手企業の定義
  • 業界別大手企業
  • 大手企業に就職するメリット

大手企業への応募を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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そもそも大手企業とは何か?

皆さんは、大手企業と聞いて何が思い浮かぶでしょうか?

給料がいい、大きいなど様々あるかと思います。

大手企業は、法的に定義されているわけではありませんが、一般的に大企業以上の規模や知名度があるとされています。

参考までに経済産業省が公表している大企業の定義は以下になります。

売上金額が1,000億円以上、又は常用雇用者数が1,000人以上の企業。
ただし、中堅企業、中小企業は除く。

経済産業省

さらに大企業は日本全体の会社の中で約0.3%(1万社~1.5万社)しか存在しません。

明確な定義がない分、どの程度の企業を大手とするかには、様々な意見もあります。

いずれにしろ大手企業は大企業の上位互換的な存在といえるでしょう。

次の章からは、各業界別の大手企業を紹介していきます。

自動車業界の大手企業

ものづくり大国日本を代表する自動車業界には、世界的な大手企業が複数あります。

自動車業界の大手企業
  • トヨタ自動車
  • ホンダ
  • 日産

それぞれについて紹介していきますので、参考にしてください。

トヨタ自動車

出典:トヨタマーク,トヨタブランド,モビリティ,トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト

トヨタ自動車(トヨタ自動車株式会社)は、日本の最大手企業とも言える自動車メーカーです。

「世界のトヨタ」と称されることもあるほど、世界的な知名度を誇っています。

自動車の新車販売台数世界一で、企業の世界ランキングでも指折りのトップクラスです。

ホンダ

出典:LOGO 1996.10|プレスインフォメーション|Honda公式サイト

ホンダ(本田技研工業株式会社)は、日本を代表する機械工業メーカーです。

主力製品は自動車やバイク、作業機械、船外機、ジェット機・航空エンジンなど多岐にわたります。

なお、ホンダはモータースポーツにも力を入れており、モトクロスやダカールラリーなどの複数のレーシングチームを有しています。

日産

出典:日産ブランドロゴ

日産(日産自動車株式会社)は、国内の老舗大手自動車メーカーのひとつです。

グローバルな事業展開が特色のひとつで、三菱自動車やフランスのルノーとパートナーシップ関係を結んでいます。

国内ではトヨタやホンダに次ぐ売上・販売台数を誇り、世界的に見ても高いシェアを維持しています。

電気機械業界の大手企業

電気機械業界も、日本の産業を大きく支える重要な業界のひとつです。

電気機械業界の大手企業
  • ソニー
  • 日立製作所
  • パナソニック

日系メーカーの電気機器は世界において高品質に定評があり、圧倒的な信頼性を獲得しています。

ソニー

出典:Sony logo.svg – Wikipedia

ソニー(ソニー株式会社)は、日本を代表する大手電機メーカーです。

ソニーグループに属している企業であり、グループの中核会社であるソニーグループ株式会社から、社名を受け継いでいます。

元々は、ソニーエレクトロニクス株式会社やソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社など、グループ内の4社が統合して生まれた会社で、テクノロジー&サービスやエンターテイメント事業を担っています。

売上高は国内の業界トップ、またソニーの名前は海外でも広く知られており、世界的な企業として成長を続ける、業界をけん引する存在です。

日立製作所

出典:株式会社 日立製作所のプレスリリース|PR TIMES

日立製作所(株式会社日立製作所)は、明治から続く日本の老舗大手電機メーカーです。

日本有数の企業グループ・日立グループの中核企業でもあります。

生活家電から鉄道車輌、原子炉まで、社会に幅広くその高い技術力を提供してきた企業であり、日本の暮らしや経済を大きく支えている存在とも言えるでしょう。

また、地球環境を守り、サステナブルな社会を実現することにも力を入れています。

海外にも多数の拠点を有していて、近年も海外企業の買収などを積極的に展開中です。

パナソニック

出典:Panasonic(パナソニック株式会社)のブランド、社名の由来や意味、ロゴ・マークの意味や由来について解説

パナソニック(パナソニック株式会社)は、国内でソニー・日立製作所に次ぐ売上高を誇る大手電機メーカーです。

現在グループの中核を担うパナソニックホールディングス株式会社から、社名を受け継いでいます。

パナソニックホールディングス株式会社の2008年までの社名は松下電器産業株式会社であり、パナソニックはブランド名でした。

創業者の松下幸之助氏は発明や経営の手腕に大きく優れていた人物で、1代にして松下電器を国内屈指の大企業に育て上げたことで知られています。

提供している商品・サービスは、家庭用家電製品やオフィス・店舗向け製品、産業機器など多岐にわたります。

金融業界の大手企業

安定性が高い金融業界は就活生から例年大きな人気を集めています。

次に挙げる大手企業はいずれも日本国内トップの金融系企業グループであり、いずれも特に総資産の大きい銀行である「メガバンク」を有しています。

金融業界の大手企業
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • みずほフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャルグループ

出典:三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJフィナンシャルグループ(通称:MUFG)は、日本屈指の金融系大手企業グループです。

三大メガバンクの一角を担う三菱UFJ銀行を始め、複数の大手金融機関を有していています。

売上高も事業規模も国内トップクラス、押しも押されぬ日本の最大手金融グループです。

なお、世界の銀行の中でも資産ランキングにおいて上位に位置づけられています。海外にも複数の持株会社や連結子会社を持っています。

三井住友フィナンシャルグループ

出典:SMFG logo.svg – Wikipedia

三井住友フィナンシャルグループ(株式会社三井住友フィナンシャルグループ)は、三井グループ及び住友グループに属する金融系企業です。

子会社に三大メガバンクの三井住友銀行(通称:SMBC)を始め、三井住友カード株式会社やSMBC日興証券株式会社など、大手金融機関が多数存在します。

みずほフィナンシャルグループ

出典:Mizuho logo.svg – Wikipedia

みずほフィナンシャルグループは、株式会社みずほフィナンシャルグループを中核に形成される大手金融系企業グループです。

国内では、三菱UFJ・三井住友に次ぐ規模を誇っていて、三大メガバンクの1つであるみずほ銀行を始めとした多くの金融機関が属しています。

なお、みずほ銀行は宝くじの販売事務を委託されていることでも有名です。

通信業界の大手企業

電話やインターネットなど情報通信事業を司る通信業界。

日本有数の大企業やグローバルな企業が揃っています。

次に挙げる企業は携帯電話のキャリア企業としても知られているので、身近に感じられるかもしれません。

通信業界の大手企業
  • 日本電信電話
  • KDDI
  • ソフトバンク

日本電信電話

出典:NTT company logo.svg – Wikipedia

日本電信電話(日本電信電話株式会社)は、「NTT」の通称で親しまれる国内最大手の通信企業です。

元々は公社であった歴史を持ち、民間会社として設立されたのは1985年です。総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業の他、不動産やエネルギー分野にも進出しています。

NTTグループを形成しており、傘下にはNTT東日本・NTT西日本・NTTドコモなど業界をけん引する大手企業を多数有しています。

KDDI

出典:KDDIブランドロゴ ガイドライン | KDDI Brand Book

KDDI(KDDI株式会社)は、国内有数の大手通信企業です。通信・ITサービス事業ブランド「au」を始め、複数の通信ブランドを展開しています。「おもしろい方の未来へ。」「ココロ、オドルほうで。」など、印象的なキャッチコピーも特徴的で、日本の昔話の英雄がコミカルな日常を繰り広げる「三太郎」シリーズのCMも人気です。

ソフトバンク

出典:ソフトバンクの由来は「ソフトの銀行」 ロゴマークは幕末の海援隊から:モバイルIT用語辞典

ソフトバンク(ソフトバンクグループ株式会社)は、現在も社長を勤める孫正義氏が1981年に創業した日本の通信企業です。

NTTやKDDIと並び立つ業界大手であり、携帯キャリアのシェアは国内第3位です。

コンシューマ事業、エンタープライズ事業、ディストリビューション事業、メディア・EC事業、ファイナンス事業をメインに、高度な通信・IT技術を駆使した幅広いサービスを展開しています。

商社業界の大手企業

商社は国内外のさまざまな商品取引の仲介役です。

事業の領域やフィールドが非常に幅広く、また大手は年収も高水準で、就活生から高い人気を集める業界です。

商社業界の大手企業
  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 伊藤忠商事

次に挙げる企業はいずれも旧財閥のルーツを持つ商社であり、企業の歴史の中で培ってきた豊富なノウハウやネットワークが大きな強みです。

三菱商事

出典:三菱商事

三菱商事(三菱商事株式会社)は、日本の旧財閥系企業グループである三菱グループに属する大手商社です。

三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅と合わせて5大商社とも呼ばれます。

売上高は国内において業界トップで、国内の各業界を通しての売上高もトップクラスです。

海外でも50か国以上に拠点を有しており、また事業を展開する分野も資源・エネルギー、金属、電子機器、ライフラインなど幅広です。

三井物産

出典:三井物産株式会社

三井物産(三井物産株式会社)は、旧三井財閥が前身の三井グループに属する大手商社です。

グループ内でも特に主要な企業の1つで、国内の商社業界でも三菱商事に次ぐ売上を記録しています。

取り扱っているさまざまな分野の中でも、特に金属資源、エネルギーなどを得意としています。

世界中にグループ企業を有しており、グローバルなネットワークで多角的な事業を展開しています。

伊藤忠商事

出典:伊藤忠|PAOS理念・方針構築|CI、VI、デザイン、コーポレートブランド、イメージマーケティング戦略

伊藤忠商事(伊藤忠商事株式会社)は、旧伊藤忠財閥の流れを組む大手商社です。

国内の業界では売上高3位の位置につけています。

創業者である伊藤忠兵衛氏は近江商人の本拠である滋賀県出身で、繊維の行商から事業を大成長させ、現在の総合商社の形へと導きました。

なお、現在も伊藤忠商事は生活消費関連事業を得意としていて、アパレルブランドや食料品メーカーなども複数傘下に有しています。

また、世界80か国以上を拠点と連携しながら、資源・エネルギーや産業機械、化学品など多様な分野に事業を広げています。

医療機器業界の大手企業

医療機器業界にも世界的に活躍する国内大手企業が数多く存在します。

医療機器の開発・製造・販売に携わる企業を分類する業界ですが、広義では医療業界の一部とも言えます。

医療を高度な科学技術で支える、社会貢献性の高い業界です。

医療機器業界の大手企業
  • オリンパス
  • テルモ
  • ニプロ

オリンパス

出典:コミュニケーションシンボル:会社案内:オリンパス

オリンパス(オリンパス株式会社)は、日本の大手電子機器メーカーです。

国内の医療機器業界においてトップクラスの売上高であり、世界の医療機器メーカーの中でも上位に数えられています。

内視鏡・治療機器・人工骨補填材などが主な製品です。

なお、カメラを始めとした映像製品や化学製品については、現在オリンパスでは取り扱っておらず、他社に所有・管理が移管されています。

テルモ

出典:テルモ、コーポレートロゴを一新

テルモ(テルモ株式会社)は、日本の医療機器業界を代表する大手メーカーのひとつです。世界160か国以上でグローバルに事業を展開する世界規模の企業でもあります。

製品ラインナップは幅広く、テルモの代表的な商品として知名度が高い体温計はもちろん、外科治療、透析、投薬治療、細胞治療など、幅広い医療領域で使用する製品を提供しています。

なお、日本初や世界初の医療用品・医療機器などを多く発表しており、医療界に大きく貢献し続けています。

ニプロ

出典:一般の皆さまへ|ニプロ株式会社

ニプロ(ニプロ株式会社)は、国内有数の大手医療機器メーカーです。医療機器事業、医薬事業、ファーマパッケージング事業、再生医療事業の4つの分野を中心に、家庭から医療現場までさまざまな場所で医療を支えています。アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジアと世界各地にある多数の拠点とネットワークを結びながら、グローバルな事業を展開しています。

不動産業界の大手企業

続いては不動産業界の国内大手です。

不動産業界は給料の水準が高いイメージなどから、就活生の人気を集めています。

実際、次に挙げる企業も含めて、大手を中心に平均給与は高めです。

不動産業界の大手企業
  • 三井不動産
  • 大東建託
  • 飯田ホールディングス

三井不動産

出典:三井不動産株式会社

三井不動産(三井不動産株式会社)は、三井グループに属する大手不動産会社です。

国内の不動産業界において長年トップを走り続ける最大手でもあります。

ビル、ホテル、大型商業施設などを中心に、多角的な事業を展開しています。

首都圏を中心に全国各地の大規模な建築物を多数手がけていて、実績が非常に豊富です。

なお、現在は持続可能な街づくりやグローバルカンパニーへの進化など、これからの社会を意識した取り組みにも注力しています。

大東建託

出典:大東建託 – 土地活用・賃貸経営のことなら

大東建託(大東建託株式会社)は、建物賃貸事業を中心に行っている不動産会社です。

土地活用・賃貸経営・仲介などのサービスを主に取り扱っていて、これらの分野で国内トップクラスです。

賃貸住宅管理戸数や賃貸仲介件数などは、業界内で長年ナンバーワンにいます。

飯田グループホールディングス

出典:飯田グループホールディングス

飯田グループホールディングス(飯田グループホールディングス株式会社)は、戸建て・マンション分譲事業を中心に行う不動産会社です。

特に戸建て住宅事業に強みがあり、同分野では業界トップです。

年間40,000戸以上の住宅を提供し、国内の分譲戸建て購入数における約3割を獲得という高いシェアを誇っています。

食品業界の大手企業

私達の日々の生活と直接関わっている食品業界の大手企業を紹介します。

1度は利用したことがある商品も多いでしょう。

食品業界の大手企業
  • 味の素
  • 日本ハム
  • 山崎製パン

それぞれの企業について紹介していきますので、参考にしてください。

味の素

出典:どれだけ知ってる?味の素社のロゴマークの歴史 | ストーリー | 味の素グループ

味の素(味の素株式会社)は、国内有数の老舗大手食品メーカーです。

国内外の多数の関連会社とともに、味の素グループを形成しています。

同社の代名詞ともなっているうま味調味料「味の素」は、日本の食卓を支える味のひとつと言えるほど有名です。

また、「クノール」「ほんだし」「丸鶏がらスープ」「Cook Do」など、数々のヒット商品を有しています。

取り扱っている食品の種類も、調味料・加工食品・冷凍食品・飲料・油脂など多岐にわたります。

日本ハム

出典:グループブランド|ニッポンハムグループが目指すもの|日本ハム株式会社

日本ハム(日本ハム株式会社)は、ハム・ソーセージを始めとした加工食品などでおなじみの大手食品メーカーです。

また、プロ野球チーム「日本ハムファイターズ」の運営会社として知っている人も多いでしょう。

食肉加工から始まった事業は現在、水産物や乳製品、健康食品など幅広い食品領域に裾野を広げています。

近年はSDGsや食物アレルギーなど、食を取り巻くさまざまな課題にも積極的に取り組んでいます。

山崎製パン

出典:山崎製パン株式会社

山崎製パン(山崎製パン株式会社)は、製パン業界における国内最大手企業です。

売上高やパンのシェアは国内トップ。

パンだけでなく、和菓子・洋菓子・デザート・レトルト食品など幅広い商品を製造・販売しています。

全国各地のスーパーや商店、コンビニなどに並んでいるので、見かけたことがある人も多いでしょう。

山崎製パンでも「デイリーヤマザキ」「ヤマザキショップ」などのコンビニを展開しています。

物流業界の大手企業

物流業界は私達の暮らしや社会に必要な物の流れを担う業界です。

歴史ある大手企業が多く、こちらの業界も就活生から例年人気があります。

物流業界の大手企業
  • 日本郵船
  • 日本通運
  • ヤマトホールディングス

日本郵船

出典:日本郵船株式会社

日本郵船(日本郵船株式会社)は、日本における物流業界最大手のひとつです。

明治から続く老舗企業であり、昔も今も、時代を超えて日本の物流を力強く支えています。

100か国以上をつなぐネットワークを駆使しながら、地球を股に掛けたワールドワイドな事業を展開。

輸送している品目も、資源・自動車・生活用品・食料品など、産業から暮らしまで幅広く取り扱っています。

なお、定期船事業や不定期専用船事業といった海上輸送だけでなく、航空運送や国内の配送事業も行っています。

日本通運

出典:NIPPON EXPRESSホールディングス

日本通運(日本通運株式会社)は、業界の中でも古い歴史を持つ老舗であり、こちらも業界最大手のひとつです。

かつては国営企業だった時期もあります。

時代の変化に応じて運送事業を展開してきました。また、かつては宅配便事業「ペリカン便」も広く知られていました(現在は宅配便事業から撤退しています)。

国内外の海上・航空・鉄道輸送の他、専門輸送にも長けており、引越し業者としても高い知名度があります。

ヤマトホールディングス

出典:ヤマトホールディングス

ヤマトホールディングス(ヤマトホールディングス株式会社)は、宅配便「クロネコヤマト」で知られる大手配送会社です。宅配便事業に関して、国内トップシェアを誇っています。

なお、ヤマト運輸(ヤマト運輸株式会社)はヤマトホールディングスが持株会社を務めるヤマトグループ内にあります。

大手企業に向いている人とは?

就活で大手企業に内定する就活生には、特徴があります。

ここでは、大手企業に向いている人の3つの特徴を紹介していきます。

向いている人の3つの特徴
  • 誰にも負けないという強みが一つはある
  • 大きいプロジェクトに関わりたい
  • 得意・不得意なことのバランスが取れている

誰にも負けないという強みが一つはある

就活で大手企業の内定をゲットする就活生の特徴の一つ目は、「これだけは誰にも負けないという何かを持っている」ことです。

その理由として、大手企業は様々な事業を手掛けているため、

多くのことに興味や関心を持っている人材を求めているからです。

誰にも負けない何かというのは、資格などでなくとも熱中している趣味や特技などでも問題ありません。

面接官は、皆さんがどんな関心を持っていてどんな仕事をしてくれそうかということを想像します。

そう言われても、自分にはそんなものはないと思う方もいるかもしれません。

難しく考えずに何か人よりも関心が深くアピールできることはないか考えてみてください。

以下の記事で自己分析のやり方を解説していますので、併せて参考にしてみてください。

大きいプロジェクトに関わりたい

就活で大手企業に向いている就活生の特徴の二つ目は、「大きいプロジェクトや仕事に携わりたいという気持ちがある」ことです。

大手企業は、他の企業と比較しても社会的な責任も大きく、大きなインパクトのある事業を産み出そうと動いています。

そのため、就活で大手企業の選考を受けるときには、規模の大きい仕事をやってみたいという気持ちを持っている意欲の高い就活生が求められていると考えて良いでしょう。

得意・不得意なことのバランスが取れている

特徴の三つ目は、得意と不得意分野のバランスが取れていることです。

大手企業では幅広い仕事を扱うため、企業は新入社員にも

一定以上のクオリティで仕事をこなしてくれる人を採用したいと考えています。

例えば、営業力は文句なしでも事務的な仕事が得意ではないと

就活でも不利になりかねません。

むしろ、得意というわけではなくとも二つともそつなくこなす能力を持った学生のほうが求められるでしょう。

大手企業を選ぶメリット3選

大手企業に就職するメリットは、多くあります。

今回は、その中でも重要度の高い3つに絞って紹介していきます。

3つのメリット
  • 知名度の高さ
  • 様々な経験ができる
  • 福利厚生の充実度

ここで、改めて大手企業に就職するメリットを把握して、選考に臨みましょう。

それでは、それぞれのメリットについて見ていきましょう。

知名度の高さ

メリットの1つ目は、知名度があることです。

大手企業の多くはCMなどでも目にする機会が多かったり、多くの企業と取引をしていたりといった理由から多くの人に知られています。

また、日本だけではなく海外にも事業を展開していることも多々あるので、例えばトヨタのように世界的な知名度がある企業も多いです。

大手企業に就職しているというだけで社会的な信頼は大きくなりますし、転職を考える際にも有利になります。

様々な経験ができる

メリットの二つ目は、様々な経験ができることです。

大手企業では、その規模の大きさから、幅広い仕事に携われます。

例えば、大手のマスコミ企業でも、一件関係の無いように思える不動産業も展開している企業もあります。

社員の多くはメインの事業に携わるため、自分の希望通りにいくわけではありませんが、様々な仕事に関わるチャンスは、多いといえます。

やりたいことが多くある、就活生にとって大手企業はまさにおすすめです。

 

福利厚生の充実度

最後の三つ目のメリットは、福利厚生が充実していることです。

大手企業は、社会的にも注目されているため、企業の持つイメージを損なわないように社員が気持ちよく働ける環境整備にも力を入れています。

中小企業とは違い社員数も多いので、休みを取る際も社員同士でカバーしやすくなっています。

例えば、福利厚生の一環として、家賃保証がついていたり、育児休暇の取得を推奨している大手企業もあるのです。

働きやすさは、就活をする上でも重要な要素です。

大手企業を選ぶデメリット3選

ここでは、大手企業を選ぶデメリット3選を紹介していきます。

3つのデメリット
  • 現場の意見が反映されない
  • やりたくない仕事も任される
  • 部署によってやり方が違う

大手企業もメリットだけがあるわけではありません。

メリットばかりに目を向けるのではなく、大手企業ならではのデメリットにも目を向けておきましょう。

現場の意見が反映されない

紹介するデメリットの一つ目は、現場の意見があまり聞き入れられないことです。

大手企業は、その規模の大きさから社長や役員と現場までの距離が離れているために、社員の声が経営層に届かないこともあります。

仮に、現場の社員が良いアイディアを思いついたとしても、実際にそれがかたちになるまでにはかなりの時間を要します。

ただ、一度そういった大手企業ならではの経験をしておくと、転職を考える際にも役立つでしょう。

やりたくない仕事も任される

デメリットの二つ目は、やりたかった仕事以外も任されることです。

これも大手企業ならではといえるかもしれません。

というのも、大手企業は多くの事業を手掛けていることがほとんどです。

また、最近の傾向によると、社員には様々な部署を経験してもらう目的で数年の周期で他の部署に異動させられることもあります。

そのため、希望の部署に入れたからといって、ずっとその部署で働き続けられるわけではないことにも注意が必要です。

部署によってやり方が違う

三つ目のデメリットは、部署によってやり方が異なることです。

大手企業のような大規模な会社になると、それだけ部署の数も大きくなります。

デメリットの二つ目で部署の異動の話をしましたが、部署によって特徴も異なる場合が多いです。

それだけ部署単体の影響力も大きく、責任者によって風土は異なっていくと考えたほうが良いでしょう。

大手企業に就職を希望する学生は、このようなデメリットも

存在することを頭に入れておくことをおすすめします。

大手企業に就職するための対策4選

大手企業に就職するための対策を紹介していきます。

今回は、4つの対策法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

倍率の低い大手企業を探す

就活で大手企業に就職するための対策の1つ目は、「倍率の低い大手企業にエントリーする」ことです。

大手企業と一言にいっても、誰もが知るような企業から実はあまり知られていないような企業まで様々です。

そのため、大手企業の中でもあまり名前が知られていない企業は、

倍率も低い可能性があります。

倍率が低い大手企業であっても、福利厚生や事業規模の点で見れば中小企業よりも優れており、大手企業のメリットを享受することができるのです。

企業研究を徹底する

2つ目の対策法は、「企業研究を徹底する」ことです。

企業研究を徹底して、企業に対する理解が深い就活生は志望度が高いと判断されやすいためです。

特に大手企業の採用選考では、ネームバリューに惹かれてエントリーしているという学生もいるでしょう。

志望動機や、その企業で好きな製品、コンテンツなどを聞かれたときに他の人が言わないようなものを挙げられれば、企業研究の熱心さをアピールできます。

他の就活生に差をつけるためにも、企業研究は徹底して行いましょう。

大手企業にエントリーする前にほかの内定を確保する

大手企業に就職するための対策法の3つ目は、「大手企業を受ける前に他の企業の内定を確保しておく」ことです。

その理由は、精神的に余裕が生まれるためです。

「これに落ちたら後がない」という状況では、どうしても焦りが出てしまいます。

日系大手企業は3月に就活解禁、内定は6月以降というルールを守るところも多く、先に他の企業で内定を獲得しておくことは可能です。

例えば、ベンチャー企業などは時期に縛られることが少ないので、

先に内定を狙っておくのもおすすめです。

大手企業の子会社にエントリーする

4つ目の対策法は、「大手企業の子会社にエントリーする」ことです。

実は、大手企業の子会社も大手企業に含まれます。

そのため、経営は安定しており、福利厚生も充実している企業が多い特徴があります。

一方で、子会社は大手企業にもかかわらず、知名度が低いことが多く、ねらい目であるといえます。

大手企業への内定を目指している就活生は、子会社も含めてチェックしておきましょう。

大手企業にエントリーするときの注意点

ここでは、就活で大手企業にエントリーするときの2つの注意点を紹介していきます。

以下の2点に気をつけて、大手企業にエントリーするようにしてみてください。

大手企業だけに絞ってエントリーしない

エントリー時の注意点の1つ目は、「大手企業だけにエントリーしない」ことです。

大手企業は、倍率も高く優秀な学生が集まります。

その分狭き門となり、大手企業のみにエントリーしていると1つも内定を獲得できない可能性が高くなってしまいます。中小企業やベンチャー企業などにも目を向けるようにして、内定を獲得できるように動いていきましょう。

同じ業界の中で複数社にエントリーする

エントリーする際の注意点の2つ目は、「同じ業界で複数の会社にエントリーする」ことです。

同じ業界で複数の大手企業にエントリーすることで、その業界についての傾向も分かり、結果として理解が深まっていきます。

ただし、大手企業に入社したいからといって、各業界のトップ企業ばかりを受けていると、業界についての理解度が足りないまま、

選考を受けることになるため、気を付けましょう。

どうしても大手企業に就職したいという就活生は、こういった方法も利用しながら、選考を突破目指しましょう。

さいごに

今回紹介した他にも、各業界には多くの大手企業が存在します。

また、この記事では挙げきれなかった魅力的な業界も多くあります。

大手企業はいずれの業界においても、事業内容が濃く多岐に渡っていて、豊富な実績でもって安定感のある企業経営を行っていることが特徴です。

また、事業を展開するフィールドも国内にとどまらず、ワールドワイドな活動が多く見られ、世界的にも有名な企業もあります。

業界研究や応募する企業に悩んだら、まずはさまざまな業界の大手企業をじっくり研究して、自分がどのような分野や業務に興味を引かれるか考えてみてください。

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