【就活】暗記ができないことは面接にとってデメリットなのか徹底解説!
2024年1月27日更新
はじめに
就活の面接では自身のエピソードや、企業への入社の想い、ガクチカなどを事前に用意してから臨む方も多いでしょう。
ですが、実際にはなかなか暗記できなかったり、面接の当日は急に予定をしていた内容が飛んでしまったりすることもあるでしょう。
面接では、丸暗記して臨むことは本当に有効でしょうか。
この記事では、就活の面接を控えている以下のような就活生を対象に詳細を記載しております。
是非最後までご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、面接に向けて暗記ができなくても大きな問題はありません。
暗記することによってスムーズに回答できたり、覚えているという自信で緊張しなかったりするメリットは確かにあるでしょう。
しかし、覚えたことをいうだけでは、気持ちがこもらず棒読みになってしまいます。
また、想定外の質問が出た時に慌ててしまうというデメリットにもなります。
面接官は熱意や意欲、素直さなども選考のポイントとしています。
面接を成功させるには熱意を持って取り組み、PREP法を用いて質問の回答を行いましょう。
そのためにも自分史を作り、想定される質問をまとめておくと安心です。
面接を成功させるには練習も欠かせません。
一人で練習をする場合は質問を予想したり、録画して確認したりしましょう。
複数人の場合は実際に面接経験をしたり、OB、OG訪問をしてフィードバックをもらったり、友人に面接官をしてもらったりするといいです。
面接を暗記するメリット・デメリット
面接に向けて、ある程度の準備をしていくことは大切です。
ここでは、面接の内容を暗記して臨む際の、メリットデメリットをご紹介いたします。
メリット
①スムーズに答えられる
面接の際は、質問に対してスムーズに回答することが望ましいでしょう。
特に志望動機や、企業理念についてどう思うか答える時は、企業への入社意欲が見られる大事なシーンです。
前もって暗記して準備しておけば、スラスラ回答できた時に好印象になるでしょう。
②緊張しない
面接は今後の人生の進路を決める大事なステップです。
状況によってはかなり緊張する場面になるでしょう。
緊張をしてしまうと、質問の意図がわからず、上手な返しができない恐れがあります。
しかし、あらかじめ質問を暗記しておけば慌てずに回答できるでしょう。
デメリット
①棒読みになる可能性がある
聞かれたことに対して答えようとするあまり、つい棒読みになってしまうリスクがあります。
聞かれたことに対してスラスラ回答することは重要ですが、面接はあくまで入社意欲を面接官に伝える場です。
棒読みになってしまうと熱意が伝わりにくくなってしまいます。
そのため、ぜひ面接官と心の通ったコミュニケーションがとれるようにしましょう。
②忘れたときや、想定外の質問に動揺する
せっかく暗記しても、緊張しすぎてど忘れしてしまい、混乱してしまうこともあるでしょう。
混乱すると思い出すのに時間がかかり、面接に空白の時間ができてしまいます。
暗記に頼ってしまうと、その場になって突如予想外のハプニングが起きた時にうまく対処できなくなります。
③暗記がばれると評価が低くなる可能性がある。
面接官は面接を日々業務として行っているため、経験が豊富です。
質問内容を暗記していることを見破ることは、朝飯前でしょう。
面接では、面接官とのコミュニケーションや対応力がよくみられています。
暗記していることがばれてしまうと、コミュニケーション能力が低いと判断される可能性があります。
④質問のされ方が同じとは限らない。
事前に想定している質問内容に比べ、面接官から質問される際に条件や異なった質問をされることがあります。
例えば、「当社に入社したい理由を教えてください」という質問の回答を暗記していても、
・「当社に入社したい理由を1分以内で教えてください」
・「当社に入社したい理由を3つ程教えてください」
などの条件をつけられたらいかがでしょうか。
いきなり質問に条件が付き、準備していた回答ではカバーできなくなります。
その時の焦りは隠せないでしょう。
暗記だけしていると、臨機応変な対応ができない可能性があるのです。
以上により、面接内容を暗記することはメリット以上にデメリットも存在することを忘れないでください。
暗記は必要ない?面接官が重視していること
では、面接官は何を重視して面接をしているのでしょうか。
dodaのサイトには、以下の内容が記載されておりました。
採用を決めたポイント
・目の輝き
・話が面白い
・熱意が伝わってきた
・頼りになる、仕事を任せられるという手応えがあった
・学ぶ意欲が強い
・前向きな発言が多い
・自分が目指す姿が明確
・素直
不採用を決めたポイント
・目を見て話さない
・話に一貫性がない
・明らかにうそをついている
・遅刻してきた
・待遇面ばかり気にしている
・言葉遣い
・質問に対する回答が返ってこない
・協調性が感じられない
・やる気が感じられない
・話が長すぎる
・他人のせいにしたり、言い訳をしたりする
・服装の乱れや身だしなみ
・自信過剰
採用がされたポイントを見ると、暗記をすることで得することは少ないです。
面接では特に「意欲」の部分が重要視されています。
また、不採用を決めたポイントの中には、嘘をついたことや、質問に対する回答が返ってこない、やる気を感じられないなど、暗記をすることで起こるリスクのあることも含まれています。
企業の考え方や理念などは、きちんと学習しておく必要があります。
暗記ができない方でも志望する企業の理念などは押さえておき、気持ちのこもった回答をしましょう。
面接を暗記ができなくても成功させる方法
ここからは、面接の内容を丸暗記しなくても成功できるコツや練習方法を紹介していきます。
面接に不安のある方は、是非下記を参考にしてみてください。
「熱意をもって面接に臨む」
上述した通り、面接官の重視しているポイントの中には「熱意」や「前向きな姿勢」などが挙げられます。
特に、面接の際はどうしてこの企業じゃなきゃだめなのか、何がそこまで魅力的に感じたのかを話せるといいでしょう。
話す時は面接官の目を見て話し、重要だと考えている部分は特に大きな声で強調するといいでしょう。
いくら伝えたい想いがあっても、もごもご話したり、面接官と目が合わなかったりした場合は、うまく伝わらなくなってしまいます。
「PERP法を使って内容を伝えていく」
面接および仕事においては、なぜそうなるのかということを、論拠をもって説明することが求められます。
そこで重宝される手法は、PREP法です。
PREP法とは、ビジネスの場面でも良く使われる会話の手法です。
「結論/point」「理由/reason」「具体例/example」「結論/point」の4段階で構成されています。
具体的に結論を最初に延べ、その理由や、具体的な自身の経験を述べた後に、再び結論に戻ってくるのが特徴です。
PREP法のメリットとしては、
・聞き手に何を話したいのかが最初に伝わるのでストレスがかからない
・自分の頭の中が整理される
などがあります。
例えば、面接で「あなたの自己PRをしてください」という質問がされたとします。
その際の模範的な回答例はこちらです。
「私は常に向上心を持ち、前向きに行動することができます。(結論)
その理由は、サッカー部で大きな怪我をしてしまいましたが、前向きにリハビリをしたことで、レギュラーとして全国大会に出場できたからです。(理由)
大学3年の冬に靭帯を損傷し、約半年間チームを離脱しました。
その時はかなり落ち込みましたが、リハビリを通して体を作り直していきました。
その努力が実り、再度チームに合流できました。
それだけでなく、以前よりもレベルアップすることができました。
目標を立てて前向きに行動した成果が出て、強い体幹を身につけて全国大会に出場することができました。
したがって私は常に向上心を持ち、前向きに行動できます。」
いかがでしたか。
最初に結論を持ってくることで、何を話したいのかがすぐに理解できるでしょう。
このような話し方をすれば、面接官にとって聞きやすくなります。
「自分史を作って自身を最大限アピールする」
NHK就活の公表によれば、企業側が新卒採用で最も重視しているポイントは、「ポテンシャル(将来の活躍可能性や潜在能力)」です。
これは、即戦力を重視する企業の2倍の結果です。
しかし、逆に採用面接者側の悩みの一位は、「就活生の本来の性格や人間性を見抜くのが難しい」ということです。
そこで、自分史を作成し、自分自身を理解して人に伝えることが非常に重要です。
自分史とは、自身の生まれた時から現在までをまとめたものです。
そして人生のターニングポイントを詳しく書いていき、そこに喜怒哀楽を追加していきます。
それをこのような表にしていくといいでしょう。
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | |
頑張ったこと | |||||
勉強について | |||||
部活・課外活動 | |||||
交友関係 | |||||
趣味 |
私の例は下記です。
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | |
頑張ったこと | 泥遊び | 野球、サッカー | 野球部での部活 | 野球部での部活 | 野球サークル |
勉強について | ゲームを買ってもらうため九九を覚える | クラスでは3番目くらいで親に言われ渋々やっていた | 上位だが部活に熱中したため力は入っていなかった。 | 勉強は手につかず成績を落とす | フル単位を取得 |
部活・課外活動 | 無し | 少年野球クラブに入る | 中学校の野球部に入る | 高校の硬式野球部へ行く | サークル活動 |
交友関係 | 濃い三人組でいた | 男女分け隔てなく仲良し、好きな子ができる | 部活の友達とばかりいる | 部活の友達とばかりいる | サークル仲間やバイト仲間と時間を過ごす |
趣味 | マリオカートなどのゲーム | 鉱物などの石集め | モンスターハンターなどのゲーム | YouTube | バイクでのツーリング |
上記のような表が作成できたら、喜怒哀楽で分けてみましょう。
例)
・幼稚園の時にゲームを買ってもらうために九九を覚えた。
・九の段まで言えてゲームを買ってもらったときは非常にうれしかった。
・小学校の時は鉱物集めにはまり図鑑で覚えるのが時間を忘れるほど楽しかった。
・バイク仲間とのツーリングはいろいろなところへ行けて楽しかった。
このように、過去から自分が思っていることを一つずつまとめてみましょう。
ただし、事実と異なることや未来の出来事を書くのはやめましょう。
嘘のエピソードは面接官の方はすぐに見抜いてしまいます。
事実のみを鮮明に書いてください。
このような自分史を作っておくことで、面接の際にどんなことをアピールしていくのか方針を決められます。
惜しみなく、自分がどんな人物でどんなことを頑張ってきたのか伝えるチャンスです。
「想定される質問はまとめておく」
面接は企業によって様々な特色がありますが、想定される内容の例として以下のような流れがあげられます。
- まず面接官は提出された履歴書や適性検査を確認し、質問したい内容をピックアップします。
- 最初は候補者をリラックスさせるために、簡単なアイスブレイクを行います。
- 簡単な面接官の自己紹介とともに自己アピールをします。
- 候補者が志望動機を話します。
- 履歴書、志望動機や面接の中から候補者に対し、質問をしていきます。
- 他の企業の就活状況についての確認を行います。
- 逆質問タイム
このような面接が一般的でしょう。
では、実際にどのような質問があるのでしょうか。
ネットにある面接経験者などの情報から内容ごとに質問をまとめました。
志望動機の質問
- 当社をなぜ志望したのでしょうか?
- なぜこの業界を志望したのでしょうか?
- 就職活動において譲れない部分はあるでしょうか?
- 同業他社と比べて当社が良いと感じる部分はどこでしょうか。
このような質問は、必ずといっていいほど聞かれるのでぜひ押さえておきましょう。
会社への適性を見極める質問
- 新しいことに取り組む時は、どのような目標や目的をもって取り組みますか?
- プレッシャーをどのように乗り越えますか?
- 多くの仕事が舞い込んだ場合、どのように仕事を分け処理していきますか?
これらは、会社の業務で困難な時の立ち向かい方を知るために聞く質問です。
前向きさを見極める質問
- 当社を通して成し遂げたいことはありますか?
- 大学時代に最も頑張ったことは何ですか?
- 人生を通しての目標はありますか?
- 最近読んだ本はありますか?概要などを教えてください。
会社で仕事をするにあたって、向上心を見極める質問になります。
論理的思考を確認する質問
- あなたがチームのリーダーになった時、どのように課題を解決しますか?
- あなたが今までの人生で起きた困難とその対処法について教えてください。
- あなたが所属しているコミュニティの中で、一番大きな課題を教えてください。
社会で働く際は論理的思考は大いに求められます。
そのための質問になります。
上記以外にも、テンプレートとされる質問は数多く存在します。
自分が聞かれた質問は、覚えている範囲でリスト分けしていきましょう。
参照ページ
採用面接で面接官が見ているポイントは?|NHK就活
採用面接経験者の98.4%が悩み「あり」‐日本の人事部
暗記ができない方のための面接練習方法は?
就活面接はかなり緊張しますし、自分の最大限の力を発揮できないことも多いでしょう。
そのため、面接に臨む前に練習をしてから臨んでください。
- 1人で練習する場合
「想定質問の回答を書き出していく」
面接練習をする前や実際の面接選考に臨む前に、まずやるべき内容です。
是非必ず行いましょう。
特に面接官はエントリーシートを参考に質問します。
エントリーシートに対して想定される質問を箇条書きにし、まとめておきましょう。
方法としては以下のようになります。
エントリーシートで想定される質問を書き出す
↓
5W1H(Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように))で、自信を持って質問を投げかける。
↓
回答を見つけ出す
↓
他の回答と一貫性があるかをチェックしていく。
といった順で行っていくといいでしょう。
特に気を付けるポイントは、「一貫性」です。
協調性があることをアピールしたいのに、他の回答で「一人で仕事するのが好き」などと答えないようにしましょう。
「面接の回答を録画、録音し振り返る」
録画することは、一人での練習で最も効果的かつ実践的な練習方法です。
自分が面接官になった立場で、動画に映る自分が企業にとって欲しい人材かチェックしてみましょう。
是非、以下の部分に注目しながら確認していってください。
- 服装の乱れがないか、頭髪などはきちんとしているか。
- 聞き取りやすい速さでしゃべっているか
- 表情は笑顔であり、好印象を与えそうか。
- 目線はきちんとカメラを向いているか
面接官は表情やしゃべり方などから、その人の印象を判断していきます。
是非注目して確認しましょう。
- 複数人で練習する場合
「志望企業以外の面接に多く参加する」
志望している企業とは別で、面接の経験を練習しましょう。
場数を経験することで自信がつきますし、他社からどう見られているかを合否で確認できます。
私が過去受けた企業では、フィードバックをいただけることもありました。
質問への回答をより良いものにしていける絶好のチャンスです。
時間があるならできる限り多くの企業を受けましょう。
「OB、OGに面接練習をしていただく」
実際に採用企業に合格をした経験者から面接練習をしてもらえば、より効果的なフィードバックをいただけるでしょう。
是非臆せず、たくさん練習の機会をもらってください。
最近ではOB訪問ができるアプリや、大学のキャリアセンターでOBの方を探すことができます。
たくさん活用しましょう。
「友人と面接を行い面接官役を経験する」
友人の面接官を経験することは、自分だったらこの人を採用するかどうか第三者目線で確認できる良い機会となります。
目が合わなかったり、しゃべっている声が聞き取りずらかったり、回答の一貫性がなかったりと、新しい発見が得られる可能性があります。
誘いやすい友人で構いません、是非やってみましょう。
まとめ
面接で暗記ができなくてもあまり問題はありません。
面接官は向上心や意欲を重視しているため、ご自身の熱意を伝えるために練習していきましょう。
数をこなして面接をマスターしてください!