【企業対策】キオクシアの採用大学を徹底解説
2024/7/26更新
はじめに
キオクシア株式会社（以下、キオクシア）は、東京都港区に本社を置く半導体メーカーです。
創業は2023年で、10,600名の従業員数が在籍しています。
事業内容は、半導体メモリおよび関連製品の開発、製造、販売です。
半導体メーカーとしての売上高は2017年で世界第8位と、日本を代表する半導体メーカーとしての地位を築いている企業です。
今回は、そんなキオクシアの企業研究を行うための基礎知識や社風、採用大学などをご紹介していきます。
キオクシアへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- キオクシアの採用大学が気になる
- キオクシアの学歴フィルターがあるか知りたい
- キオクシアの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、半導体以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、キオクシアの採用大学は国立大学や有名私立大学の出身者が多い傾向にあります。
以下の参照記事で詳しく解説している採用大学の実績によると、偏差値の高い大学出身者が多く採用されているといえるでしょう。
採用実績のある学生は、国立大学や有名私立大学だけでなく、専門的な知識を身につけた工業大学出身者もいることから幅広く採用されています。
いずれにしても、ライバルとなる就活生のレベルが高く、競争が激しくなることから、内定を勝ち取るためにはしっかりとした選考対策が必要です。
選考プロセスでは、2回の面接とWebテストが実施されています。
面接はすべて個人面接となり、就活生1名に対して人事担当者2名という構成です。
面接中は、終始穏やかな雰囲気の中で自己アピールと志望動機を尋ねる形式となります。
募集している職種は事務職、開発職などとなっており、選考フローは職種によって若干の違いがあるのが特徴です。
選考が進むにつれて希望する部門について話す機会がありますので、自身のキャリアパスを考え、回答を明確にしておきましょう。
今後の選考プロセスや就活に関する情報についても詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
キオクシア株式会社について
出典元：キオクシア株式会社HPより
会社概要
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリや3次元フラッシュメモリ、電子機器、情報インフラの基盤であるSSDなどの開発を手掛けています。
日本で電子機器関連製品の開発、製造、販売事業を行っています。
取引先は日本国内だけにとどまらず、世界中でキオクシアの製品を必要としている企業に向けて、サービスを行うグローバル企業です。
キオクシアが作る製品の品質は高く、性能も優れていることでお客様からの高い評価を受けてます。
また、従業員数は単独で約10,600名、グループ連結で約15,200名となっており、電子機器製造メーカーとしての事業規模は日本のトップクラスです。
キオクシアの採用大学とは？
キオクシアの採用選考に応募する際に、ライバルとなる他の就活生の出身大学を把握しておくことは重要です。
ここでは、キオクシアの採用実績校に関する情報を紹介します。
キオクシアの採用大学
キオクシア における過去の採用大学の実績実績は以下の通りです。
日本各地の国立大学や難関私立大学から工業大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
| ＜国立大学＞ 東京大学、京都大学、北海道大学、大阪大学、横浜国立大学、熊本大学、埼玉大学 ＜私立大学＞ 上智大学、早稲田大学、青山学院大学、明治大学、法政大学、同志社大学、中央大学 ＜工業大学＞ 東京工業大学、名古屋工業大学、芝浦工業大学 |
上記の情報は、キオクシアでは公表されておらず大学別の就職先情報をもとにした情報です。
全体的に偏差値の高い大学が大半ですが、キオクシアは工業大学出身の就活生も積極的に採用しています。
キオクシアの採用学科
キオクシア では採用大学の情報は公表されていないものの、採用予定学科については公表されています。
以下の学科が採用予定の対象です。
| ＜学科＞ 法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系 |
上記の内容をみてもさまざまな学科が採用対象となっています。
事業内容とまったく異なる学科出身者でも採用予定に含まれていることから、学科フィルターはないと言えるでしょう。
キオクシアに学歴フィルターはあるの？
キオクシア では学歴フィルターはないと言えるでしょう。
ただし、日本を代表する企業だけに入社意欲のある学生のレベルが高く、必然的に偏差値の高い大学出身者のエントリーは多いです。
このことから、自ずと採用大学の実績は高学歴の大学に集中している傾向にあります。
とはいえ、学歴で不採用になることは考えにくく、企業理念やガクチカなどをもとにした公平な選考フローといえます。
エントリーシートや面接対策をしておけば、内定を獲得する可能性は十分にあるでしょう。
キオクシアの選考対策
キオクシア で内定を獲得するためには、どのような対策を行えば良いか事前にポイントを把握しておけば、安心した気持ちで選考に臨めるようになります。
まずはキオクシアの選考フローを理解し、過去の傾向などを踏まえて対策を行っていきましょう。
ここではキオクシアの選考対策について紹介します。
キオクシア の選考フロー
キオクシアでは技術系と事務系によって選考フローが異なります。
キオクシアの技術系の選考フローは下記の通りです。
| 選考① | 求人サイトから応募 |
| 選考② | エントリーシート提出 適性検査 |
| 選考③ | キャリアマッチング面談 |
| 選考④ | 面接2回 |
| 選考⑤ | 内定 |
キオクシア の事務系の選考フローは下記となります。
| 選考① | 求人サイトから応募 |
| 選考② | 書類選考 |
| 選考③ | 面接2回 |
| 選考④ | 内定 |
キオクシアでは毎年、上記の流れで選考を行っています。
技術系と事務系で選考フローが異なるため、希望する職種の流れを事前にしっかりと確認し、本番で思い違いがないように準備をしていきましょう。
キオクシアの選考フローは、キャリアマッチング面談があるのが特徴です。
先輩社員との座談会となります。
そのため、入社後のイメージを固められるように、会社の内部にいる人だからこそ見える景色や、会社内部の雰囲気などをヒアリングしておくと良いでしょう。
入社後に想像していた会社と違ったとなれば、会社にとってもあなたにとっても残念なものになってしまいます。
ミスマッチを防ぐためにも、気になることは積極的に質問しておきましょう。
新卒採用のフロー
キオクシアの面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄や協調性をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須となるため、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
キオクシア公式サイトの新卒エントリーボタンから必要事項を入力し、登録します。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力して送信したら終了です。
公式サイトからアクセスを行い、画面の指示に従ってリンク先から応募しましょう。
その際、希望職種がある場合は各種職種によって選考フローが異なることがあります。
そのため、公式サイトからしっかりと募集要項や選考フローを確認しておいてください。
②適性検査
一次選考としてWeb適性検査に取り組みましょう。
求める人物像に適した人材かどうかは、就活生の修学レベルも含めて総合的に評価されます。
指示を待つのではなく、自ら必要なスキルやノウハウを見つけて習得する姿勢や、チームで成功を目指す考え方があるかも重要な評価ポイントです。
③一次面接
キオクシアでは、一人ひとりの学生と関わりを深めるため、個人面接を実施しています。
面接では自己紹介や志望理由、半導体業界を選んだ理由などが聞かれるので、自分の答えを見つけておきましょう。
SPIの受検では基礎知識を問われる問題がメインになるため、参考書などで事前に復習しておくことが重要です。
ただし、キオクシアは人物重視の選考をしています。
どのようなポイントが評価されるのかをしっかり把握し、PR内容に合ったエピソードを用意して対策することが大切です。
SPIに自信がなくても、各面接で自分の考えやチャレンジしたい事業、その理由などを明確にすれば評価は高まるでしょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- どうして弊社を志望したのか？
- 自分の自慢できるポイントはどこか？
- 自分が楽しいと感じる時はどういう時か？
- 10年後何になりたいか？
以下の記事もご参考にしてください。
④最終面接
キオクシア は、新卒社員に「専門知識の習熟度や修学意欲」を求めているため、個人面接はトータルで2回実施されます。
最終面接は学生1人に対して、人事部長と人事部の面接官の合計2人で30分程度行われます。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されるでしょう。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- 入社後にどんな業務に挑戦したいか
- 配属希望の部署はあるか
- なぜ半導体業界を志望したのか
最後になるにつれて質問が深掘りされ、人間性や将来のビジョンを確かめるような内容が多くなります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、先輩社員のインタビューをチェックしたりして、入社後のイメージを付けておきましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
面接を突破したら内定が決まります。
キオクシアの就職難易度
日本を代表する半導体メーカーであるキオクシアの就職難易度は、どの程度でしょうか。
就活生が気になるキオクシアの就職難易度についてご紹介します。
キオクシアの難易度
2023年に東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい企業ランキング」によると、同業他社では、ソニーグループ、ニコンなどがランクインしています。
キオクシアは上位200社にはランクインしていませんでした。
もともと知名度が高く、普段の生活でも身近な存在であるアイテムを販売している企業ほど、就活生は集まりやすく、難易度は高くなります。
一方で、キオクシアは業界内での認知度は高いものの、テレビコマーシャルや身近な商品を販売していません。
キオクシア に対して親近感を感じにくく、人材が集まりにくいことが予想され、就職難易度は標準的と考えられます。
キオクシアの採用倍率
キオクシアの採用枠はおよそ300名です。
これに対し、エントリー者数はおよそ18,000名にも上り、採用倍率はおよそ60倍です。
大手企業が100倍を超える中で、キオクシアの60倍という採用倍率は決して低いわけではありません。
とはいうものの、日本トップクラスの企業と並べるとやや劣る結果です。
ただし、半導体メーカーだけに絞ってみると上位に位置しているということは理解しておきましょう。
キオクシアの給与および福利厚生について
キオクシアの給与形態や福利厚生は、会社選びにおいて重要な項目になります。
平均年収や残業時間などは仕事に対するモチベーションに関わるため、必ず事前にチェックし、労働環境を理解した上で応募するようにしましょう。
ここでは、キオクシアの労働条件について紹介します。
平均年収は？
2023年度のキオクシアの平均年収は、643万円でした。
日本全国の半導体事業における平均の年収が462万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。
平均残業時間は？
キオクシアの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり30時間でした。
半導体業界で働く従業員の平均残業時間は10.0時間のため、業界内では平均よりもやや多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は？
キオクシアの従業員の平均ボーナス額は、125万円でした。
日本全国における平均の年収が77万円であることを考えると 、全国平均より高い水準と言えるでしょう。
福利厚生は？
キオクシアの福利厚生では、社宅、寮、独身寮、家族社宅などの住宅補助が受けられる仕組みとなっています。
入社を機に、実家を出て一人暮らしを始める方なら、費用負担を抑えて生活ができるでしょう。
その他の福利厚生について、キオクシアだけの特徴的な福利厚生や、他の企業を上回るような福利厚生は特に見られません。
特筆して福利厚生が良いというわけではないでしょう。
あくまで一般企業と同様の福利厚生が備わっていると考えておくと良いです。
総じて、福利厚生は可もなく不可もなくといった印象です。
どんな文化なの？
キオクシアではフラッシュメモリの製造にしても工程数が多いため、部署が細かく分かれています。
部署ごとに担当する工程が異なるうえ、異動もあるため従業員同士が強い絆で結ばれることは比較的少ない状況です。
どちらかと言えば、専門職としてたたき上げで技術を磨いていく職人気質の色合いが残っているのが特徴です。
働き方改革を導入しており、育児休業を取得した実績もあるため、子育て世代に対する理解が深いことがわかるでしょう。
研修制度も充実しており、自己啓発を目指して必要な能力やノウハウを学ぶ機会が豊富に提供されています。
チャレンジすることを応援する風土があり、失敗をしても許される文化があります。
このため、自ら発信して会社がより良くなるよう率先して行うことが好きな方は仕事が進めやすいでしょう。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、キオクシアの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的です。
その理由としては以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 給与や福利厚生は半導体業界において他企業を凌駕するほどではないから
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策をしていれば難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください！
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
キオクシアは、半導体業界に属する企業です。
他にも、フラッシュメモリやSSDといった電子機器の部品を製造、開発、販売などを手掛ける日本を代表する電気機器メーカーです。
日本国内だけでなく海外にも取引先があり、事業規模も日本国内でトップクラスに位置付けられています。
半導体ビジネスは、これからますます需要が高まると予測されています。
ですから、キオクシアの業績についても将来的に明るい兆しが見込まれます。
将来性のある業界に就職したい方には、キオクシアはおすすめです。
そんなキオクシアの採用活動にエントリーを考えている就活生に向けて、ここでは過去の採用大学実績や学歴フィルターがないことを紹介してきました。
これからエントリーを考えている方は、職種によって選考フローが異なることを把握し、しっかりと準備を行い、内定を獲得できるように進めてください。
