【企業研究】日立情報通信エンジニアリングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年1月31日更新
はじめに
日立情報通信エンジニアリングは神奈川県横浜市に本社があります。
サーバ、ストレージ、ネットワーク等の情報通信に関する製品の開発、設計、製造、販売、修理事業をはじめ、情報通信機器、ICTシステム、ソフトウェア、生産設備機器等の開発、設計、製造、販売および付随するサービス提供を行っています。
今回はそんな日立情報通信エンジニアリングの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では日立情報通信エンジニアリングへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- 日立情報通信エンジニアリングの仕事内容が気になる
- 日立情報通信エンジニアリングの就職難易度を知りたい
- 日立情報通信エンジニアリングの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、IT事業をはじめとした関連業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、日立情報通信エンジニアリングの就職難易度は、平均的です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度よりも少し上回っているといえるでしょう。
ですが、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
募集は事務職、技術職の二種類ですが、技術職は情報系、電気・電子系、機械系、数学系、物理系 等 理系学科などの専門学科を卒業している学生のみが対象なのに対し、事務職は学科不問で募集されています。
また職種としては、IT通信系、中でもグループウェア開発に特化した事業を展開しています。
ソフトウェア開発やハードウェア開発をはじめ、運用管理まで幅広くITサポートを行う企業で、日立グループの中核を担っています。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
日立情報通信エンジニアリングについて
出典元株式会社日立情報通信エンジニアリング (hitachi-ite.co.jp)
会社概要
日立情報通信エンジニアリングは、設計開発をはじめ運用管理などITサービス提供を行う企業です。
サーバ、ストレージ、ネットワーク等の情報通信に関する製品の開発、設計、製造、販売、修理事業をはじめ、情報通信機器、ICTシステム、ソフトウェア、生産設備機器等の開発、設計、製造、販売および付随するサービス提供まで、ありとあらゆる事業を展開しています。
各事業別の売上規模
日立情報通信エンジニアリングの2022年度の売上高は、70,000百万円です。
日立グループの売上規模データを見ながら、それぞれの個別売上に関しても順に見ていきましょう。
- デジタルシステム&サービス:日本情報通信エンジニアリングも含めた売上高23,890百万円で、安定した売上げを誇ります。
- コネクティブインダストーリーズ:29752百万円の売上高を誇る、日立グループの多くの売上を占める分野です。
各事業セグメントの解説
日立情報通信エンジニアリングの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
開発、販売、運用事業 | サーバ、ストレージ、ネットワーク等の情報通信に関する製品の開発、設計、製造、販売、修理事業 |
システム機器、サービスの販売 | 情報通信機器、ICTシステム、ソフトウェア、生産設備機器等の開発、設計、製造、販売および付随するサービス提供等 |
日立情報通信エンジニアリングはサーバやネットワーク、情報通信機器をはじめとしたサービスの開発・運用・販売事業を展開しています。
1965年設立の歴史ある企業で、日立グループの一員としてシステム開発を担うほか、顧客のデジタル化によるビジネス拡大に貢献しつづける企業です。
ネットワークシステムの構築から受託開発まで、公共企業、産業、ヘルスケア、自動車関連の分野に特化し、革新的な技術を提供しています。
参照ページ:
日立情報通信エンジニアリングで働いている社員は?
平均勤続年数は?
日立情報通信エンジニアリングの平均勤続年数は18.6年です。
IT企業の平均勤続年数は約10年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
男性社員の勤続年数が20年、女性社員の勤続年数が12年と、男女問わずに長く働ける環境づくりを行ってます。
平均年収は?
2022年度の日立システムズの平均年収は、622万円でした。全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「IT企業」の上場企業平均年収は442万円でした。企業によっても大きくばらつきがあるため一概に平均値を出しにくい業界ですが、歴史ある大手企業のグループ会社ということもあり、安定しているのが特徴です。
平均残業時間は?
日立情報通信エンジニアリングの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり24.2時間です。
IT企業の平均残業時間は20時間以上であることから、平均的な数字を記録しています。
有休取得率が非常に高く休みが取りやすい傾向にあるため、ライフワークバランスを整えやすいのが特徴です。
平均ボーナス額は?
日立情報通信エンジニアリングの年間ボーナスの平均額は120万円です。
情報通信業の年間ボーナスが102万円であることから、少し高めの傾向にあります。
どんな文化なの?
日立情報通信エンジニアリングは経営理念として「 一人ひとりの夢と情熱を力に、 グローバルな視野と先端の情報通信技術により、 新たな価値を生み出す事業パートナーとして お客さまと社会の発展に貢献する。」を掲げています。
社員1人1人が立場に関係なく、情熱と技術を使って情報通信技術やサービスを提供し、社会貢献できるよう、社内でも積極的に学びの場を設けているのが特徴です。
真の豊かな社会を目指してIT技術でサポートを行うことで顧客ニーズに答え、変革をもたらす支えとなっています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
時代の変革に合わせて顧客ニーズに答え続ける日立情報通信エンジニアリングの、IT業界における立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、日立情報通信エンジニアリングはトップクラスの企業だということがわかります。理由として以下の要因があると考えています。
- ネットワーキング:クラウドネットセキュリティをはじめ、マネージドサービスなどのネットワークシステムの構築を行っています。
- 受注開発:サイバーセキュリティ設計にモデルベース開発、機能安全設計など顧客ニーズに沿った開発運用を提供しています。
以上の要素により日立情報通信エンジニアリングはグループウェア開発・販売企業の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
競合他社と比べても高い売上高を誇り、歴史ある企業として信頼度も高いのが特徴です。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
日立情報通信エンジニアリング | 70,000百万円 | 622万円 | 55 | 積極的に学べる機会が多い向上心の強い社風 |
両備システム | 38,220百万円 | 454万円 | 52 | 社会正義、お客様第一、社員の幸せ |
ラクス | 20,220百万円 | 620万円 | 53 | IT技術者支援を手がける社風 |
コムチュア | 24,985百万円 | 600万円 | 53 | 個々の意志を大切にする社風 |
日立情報通信エンジニアリングの新卒募集要項について
以下に日立情報通信エンジニアリングの新卒募集要項についてまとめました。
25年卒の基本給(初任給)は、修士了で257,000円、大学卒で232,000円、高専(専攻科)卒で201,000円(232,000円)支払われます。
学歴や経験を問わず比較的安定した初任給が支払われますので、安定した収入を求める方に向いています。
資格取得に向けた学びの場なども用意されているため、スキルアップを図りたい人材にもぴったりです。
また日立グループならではの待遇も多数あり、団体保険制度や住宅手当制度カフェテリアプラン制度に育児/介護・仕事両立支援ポイント制度など、ライフワークバランスを整えやすい待遇を多数用意しています。
各種手当てについてはこちらも参考にしてください。
募集要項|新卒者採用情報:日立情報通信エンジニアリング (hitachi-ite.co.jp)
各項目 | 詳細 |
職種 | サーバ、ストレージ、ネットワーク等の情報通信に関する製品の開発、設計、製造、販売、修理事業。 情報通信機器、ICTシステム、ソフトウェア、生産設備機器等の開発、設計、製造、販売および付随するサービス提供等。 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 勤務地:全国または自宅 修士了/257,000円 大学卒/232,000円 高専(専攻科)卒/201,000円(232,000円) |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
諸手当 | 通勤手当(全額支給)、家族手当、住宅手当 健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険完備 日立グループ団体保険制度:生命、自動車、がんなどの保険制度 制度:住宅手当制度、企業年金制度、カフェテリアプラン制度、 育児/介護・仕事両立支援ポイント制度、育児/介護コンシェルジュ制度、 通勤手当制度、財産貯蓄制度、日立グループ社員持株制度、短時間勤務制度、在宅勤務制度など |
勤務時間 | 8:50~17:20(但し、勤務地による) 2年目以降フレックスタイム制度利用可 完全週休2日制(土・日、祝日、年末年始、夏季休暇、5月連休など)年間休日130日程度 有給休暇24日(半日年休制度あり)、出産休暇、育児休暇、介護休暇あり |
求める人材
日立情報通信エンジニアリングでは求める人材として下記のものを公表しています。
1. 「これから」をカタチにできる人材
人と社会が繫がる未来を目指し、ネットワーキングとエンジニアリングの融合を追求しながら社会イノベーション実現に向けた取り組みを行っています。
2. 優れた通信技術で社会に貢献できる人材
日立情報通信エンジニアリングではより優れた技術を用いて社会に貢献で きるよう、積極的に学び成果を出せる人材を求めています。
社内でも学びの場を多数提供することで、自社従業員の技術力向上を図って いるのが特徴です。
日立情報通信エンジニアリングでは学歴に関係なく、従業員がより高いレベルの技術を取得できるよう、人材育成に力を注いでいます。
自律的な学びの支援をはじめ、一定のレベルを保証する資格取得に至るまで様々な取り組みを行い、顧客ニーズに沿う人材を育成すると共に、従業員のキャリアパスにも貢献しているのが魅力です。
新卒選考フロー
日立情報通信エンジニアリングの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
学校推薦応募と自由応募の二種類があり、それぞれ選考の流れが異なります。
基本的にはメンバーズサイトへの登録をした後、選考手順について別途メンバーズサイトのマイページにて詳細が掲示される流れです。
① 応募
・学校推薦応募(技術系職のみ)
技術系職のみ、専門学科の学生のみ採用していますので、学校を通じて企業側に応募する手続きが必要です。
まずはメンバーズサイトへの会員登録を行い、学校の就職課担当者から採用アドレスまで連絡が必要です。
メンバーズサイト登録後応募先の採用アドレスがマイページ内に掲示されますので、そちらをチェックしてエントリーしましょう。
・自由応募
自由応募は職種に関係なく利用できる応募方法です。
こちらもまずはメンバーズサイトへの会員登録を行います。
選考ごとの受験(受検)方法など詳細(選考プロセス)は、メンバーズサイト内の画面表示で個別にお知らせいたします。
エントリーページや募集概要についてはこちらもご覧下さい。
募集要項|新卒者採用情報:日立情報通信エンジニアリング (hitachi-ite.co.jp)
② エントリー後WEBにて会社説明会実施
エントリー後、まずはWEBで会社説明会に参加します。
直接企業に赴かずとも参加出来ますので、都合に合わせて企業の説明を受けられるのが特徴です。
企業理念や経営方針など基本的な部分の確認や、募集業務などに関する就活生向けの説明会となっていますので、参加する際には心して臨みましょう。
③ エントリーシート提出
会社説明会に参加し決意が固まったら、エントリーシートを提出します。
エントリーシートを提出する際には志望動機なども詳しく書くことになりますので、誤字脱字などがないように気を付けましょう。
④ 適性検査
エントリーシート提出後、適性検査が行われます。
こちらもWEB上で行われるので参加しやすいのが特徴です。
⑤ 個別面接(一次面接)
適性検査をパスした方を対象に、一次面接が行われます。
こちらは面接官2人と就活生1人の個別面接で行われることがほとんどです。
志望動機などの基本的な部分を聞かれる他、アルバイトで苦労したことは何か、学生時代 に熱意を持って取り組んだことは何かなど、今までの経験に関する質問が多く問われま すので、事前に準備しておきましょう。
⑥最終面接
一次面接をパスした方のみ、最終面接へと臨みます。
こちらも個別面接スタイルが取られ、一次面接の内容を深掘りして聞かれる事がほとんど です。
また逆質問などが行われることもあるため対策を行っておくと安心です。
⑦内々定
無事に合格者は内々定を取得します。
面接後の採用不採用連絡は比較的スムーズに来ますので、長期的にドキドキと待つことはほとんどありません。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
採用大学
日立情報通信エンジニアリングの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、東京理科大学、関西大学、同志社大学、立命館大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、日立情報通信エンジニアリングは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
むしろ学歴不問で新卒採用者も募集をかけているため、きちんとした知識や経験、または情熱を用いてしっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得するのも夢ではないでしょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、日立情報通信エンジニアリングの就職偏差値・難易度を見てみましょう。結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
・採用フローとして特別なステップがない
・採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
・給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
よって、頻出質問である「なぜ自分はこの会社を希望しているのか」という部分や「自己PR」など基本的な事項をしっかり対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
日立情報通信エンジニアリングは、歴史ある有名な日立グループを担う企業の1つです。
学歴にそこまで厳しい制限はないものの、技術職に関しては専門学科を卒業した方のみが対象となります。
ただし日立情報通信エンジニアリングはどの部署でも勉強する機会が平等に設けられており、スキルアップを図ることも夢ではありません。
キャリアップを狙っている方はもちろん、技術職志望の方も対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。