【企業分析】アフラックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月28日更新
はじめに
アフラックは、正式名称をアフラック生命保険株式会社といい、東京都新宿区西新宿に本社を置く生命保険商品のサービス提供をおこなっている企業です。
以前はアメリカンファミリー生命と名乗ることが多かったのに対し、2005年から通称をAflacとしたことから企業ロゴも一新し、アフラックという呼称で呼ばれるようになりました。
このころはアメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバスの日本支社であり、アメリカンファミリー生命保険会社という名称だったからです。
2018年4月2日にアフラック生命保険株式会社となりました。
日本にがん保険という形を持ち込んだ企業であり、現在ではさまざまな保険商品を取り扱っています。
特に第三保険の分野では、日本のトップを突き進んできました。
この記事ではアフラックへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- アフラックの仕事内容が気になる
- アフラックの就職難易度を知りたい
- アフラックの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、保険業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、アフラックの就職難易度は、平均より高い難易度と考えています。
新卒でも全国から採用されており、学生に人気があるうえ、競争倍率38倍とも呼ばれる企業です。
採用大学はさまざまで、国内外の国公立私立、大学院、短期大学までさまざまな採用があります。
しっかりとした選考対策をしなければ、内定まで進めることは難しい環境といえるでしょう。
選考対策として、保険業界は競争が激しいことでも知られています。
なぜ「アフラック」を選んだのかという理由は、とても重要になる言葉です。
「アフラック」という企業を選択した理由、そのなかにある差別化しているポイントは何だったのか、自分に対する価値を含めて問われます。
明確に答えることが必要ですし、入社後にどのようなビジョンを描いているかといった道筋まで答えられるようにしなければいけません。
志望動機は当然であり、新たな価値の創造といったパイオニア精神まで問われていきます。
「お客様第一」と「生きる」というアフラックが描く理念と人材像にマッチさせるか、対策していかなければいけません。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
アフラックについて
出典元
会社概要
アフラックは、「がん保険のパイオニア」であり、日本に初めて参入した企業です。
当時はアメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス日本支店としてスタートしています。
2005年にAflacに通称を統一し、アフラックと呼ばれるようになりました。
2018年に日本法人化したことでアフラック生命保険会社となっています。
アフラックの企業としてのポイントは、第三分野の保険を強みとして持っている部分です。
「がん保険」を日本に持ち込んだ企業であるだけでなく、ほかの保険会社とは異なる医療保険を主力としているからです。
第一分野の生命保険、第二分野の損害保険とも違い、中間に位置する医療保険やがん保険、介護保険、傷害保険などの分野を商品としています。
現在のアフラックはグループ企業を増やし、少額保険やペット保険、損害保険の代理店業などにも経営を広げてきました。
さらにDXサービスの企画開発、販売といった分野にも進出しています。
アフラックは、「生きるための保険」を掲げています。
安心を届けるために多様な販売チャンネルを用意し、ひとりでも多くの顧客との接点を作り出せるようにしてきたのです。
参照ページ
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各事業別の売上規模
アフラックの2021年度の売上高は1兆6,788億円で、純利益は2,606億円と巨大企業です。
この売上は、個人保険、個人年金保険などで構成されています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
アフラックの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
営業部門 | 金融機関に対する保険提案、代理店に対する営業推進 |
営業推進部門 | 販売代理店や業務提携先の経営支援 |
マーケティング部門 | オフィシャルホームページから多様な接点を作り一貫性のあるメッセージ設計。 |
契約サービス部門 | がん保険などの給付金支払査定業務 |
ITデジタル部門 | 提案型コミュニケーションを図るコールセンター部門 |
コーポレート部門 | 経営企画 |
ファイナンス部門 | アフラックの決算における責任準備金などを算出・分析し、保険会社としての経営の健全性を確保 |
アフラックは、「がん保険」のイメージがあるでしょう。
しかし、ひとつに絞って特化しているのでなく、「第三保険」の総合企業化を進めて来ています。
単にがん保険を勧めるだけでなく、保険加入が難しくなっている人に対する引き受け基準緩和型保険などもあり、総合的にカバーできる状態を作っているからです。
以下参照ページをご紹介いたしますので、是非確認してみてください。
参照ページ:
アフラックで働いている社員は?
平均勤続年数は?
アフラックの勤続年数は、2018年度末のデータで11.1年です。アフラックの場合には、データとして公開されています。
平均年収は?
2018年度のアフラックの平均年収は、内勤で407万円でした。
営業職員の年収は公表されていません。
保険業の営業職の全国平均の年収が374万円で、インセンティブがあることを考えると、全国平均よりもすこし高い水準です。
ですが、あまり高いとは言えません。
平均残業時間は?
アフラックの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり月平均20~30時間程度と考えられます。
保険業の場合、顧客の時間に合わせることが多く、時間外労働が増えやすい傾向があるのは否めません。
内勤の場合には少なくなりますが、営業職ではこれ以上になる可能性もあるでしょう。
平均ボーナス額は?
アフラックには年3回のボーナスがあります。
支給予想額は、6月12月は固定で1.5か月分、3月は業績連動で4カ月分といわれており、これが年収に対して大きな影響を与える要因です。
個人業績も加味されます。
どんな文化なの?
アフラックは、「かかわるすべての人にとってかけがえのない存在に」を掲げてきた企業です。
ビジネスで成功するのは企業として大事なことですが、社会に対してどのように還元するかを考えてきたのがアフラックでした。
「がん保険」という新しい価値を模索し、日本の土壌にも根付かせてきたのです。
能力を最大限発揮できる環境を整備し、多様化するニーズに柔軟に対応できる文化もあります。
既存の概念にとらわれることなく、変化を先取りしていくことこそ、「がん保険」を根付かせてきた根幹にあるのです。
更なる価値の創造のため、多様性を持った人財が活躍できる場を作り、組織としてパフォーマンスを最大化できるようにもしてきました。
既存の概念にとらわれず、変化を先取りしながら新たな価値の想像に取り組んでいくことこそ、アフラックが目指した企業文化でありイノベーションであるとも言えるでしょう。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい保険業界の中でのアフラックの立ち位置をご紹介します。
外資系生命保険会社のなかでも、売上高で見た場合、アフラックは世界2位です。
売上高ベースでは、日本でも活躍しているメットライフ生命がトップであり、プルデンシャル生命がアフラックに続いています。
売上高で比較すると、メットライフ生命と6,000億円程離れていますが、アフラックとプルデンシャル生命も3,000億円とかなりの差があるのも現状です。
ここから見ても、世界の生命保険会社としてはある程度安定した状態になっているといえるでしょう。
- 多様な人材の力を引き出す人材マネジメント戦略:アフラックは、人財という言葉を使い、人材を大切にし自立して動くことで力を最大限に発揮できるような環境を作っています。
- 生きるを創るエコシステム戦略:アフラックは、「がん保険」を通じて、「生きるための保険」を提唱してきました。
サービスとしても総合的に「生きる」という言葉にこだわり、エコシステムを作り上げてきたことは、他社と大きな差別化を作り出しました。 - お客様思考自主宣言:アフラックの願いとして、がんに苦しむ人々を救済するという日米共に作り上げた形があります。
法令順守の強化とともに、未来や次世代に取り組むことは、アフラックの持つ大きな課題です。
以上の要素によりアフラックは保険業界のなかでも、きわめて高い競争力を持つ企業に成長したといえます。
参考までに競合3社との情報もまとめました。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
アフラック生命保険 | 1兆3203億円 | 643万円 | 63 | 穏やかで風通しのいい社風 |
メットライフ生命 | 1兆9056億円 | 679万円 | 62 | コミュニケーションが強い社風 |
プルデンシャル生命 | 1兆613億円 | 866万円 | 65 | 優しく温かい社風 |
参考ページ
「アフラック 中期経営戦略(2022~2024年)」の策定について
MANEMO 【2024年2月最新】各種ランキングNo.1の外資系生命保険会社とは?おすすめの保険も紹介!
アフラックの新卒募集要項について
以下にアフラックの新卒募集要項についてまとめました。
採用倍率は11倍程度であると予測されています。
が、男女比は1:1と性別に関係なく採用されているのが特徴です。
採用大学はかなり広く、学歴フィルターはあまり関係ないといわれています。
研修制度も充実しており、2年目意向もしっかりとした研修が受けられる制度が整っているため、安心して働けるでしょう。
転勤については、3〜4年程度で全国転勤する可能性があります。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 代理店営業、マーケティング企画、商品開発、契約管理事務、経理、数理、法務、人事、総務、システム開発 |
給与 | 初任給 月給255,000円 |
賞与 | 年3回(6月、12月、3月) |
研修制度 | <新入社員〜入社2年目社員> 新入社員入社時研修、3ヵ月後研修、半年後研修、2年目研修 <入社3年目以降の中堅社員> 階層別研修、公募選抜・抽選型プログラムなど |
福利厚生 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、育児休職、介護休職、従業員持株会、財形貯蓄ほか |
求める人材
アフラックでは求める人材として下記のような内容があります。
挑戦心
前例にとらわれることなく、どんなことに対しても果敢に挑戦していく心。
向上心
新たなステージへと向上していく精神。
学びや気づきも生かす心。
主体性と価値観の共有
みずから動く能力と、働きかける行動力。
新たな価値を創造するための共有する力。
以上の3つは、アフラックの求める人財像に記載されています。
ここから見えてくることは、人を大切にし企業として資産になるという考え方です。
すべては人材が人財として支えているというのが、アフラックの持つ理念にもつながります。
つまり、求められる人材としては、能力の高さがあり、それぞれが独立して活動できるほどの行動力が求められるということになるでしょう。
参考ページ
新卒採用のフロー
アフラックの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
このパターンは総合職でのコースの例となっているため、ほかのコースでは違う可能性があるため注意が必要です。
①会社説明会
アフラックの新卒採用は、公式HPの新卒ENTRYから登録し、会社説明会に参加することからスタートします。
アフラックという会社を具体的に知るきっかけです。
②エントリーシート提出
アフラックのエントリーシートに関しては、いくつかの情報があります。
一般的な当社を志望した理由というのは、ありきたりなメッセージですが、ポイントはどのようなj方法からどのようなイメージを持ったのか書くという設問です。
それもすべての事業、仕事、人といったところに触れる必要はなく、400文字という限定されたボリュームも重要になります。
アフラックに入社したのちの道筋、なにを成したいかという経験から導き出される答えも必要になるでしょう。
イメージになりますが、具体性をもって簡潔にまとめなければいけません。
もうひとつが典型的なガクチカです。
文字数も限定されることから、内容描写だけでなく、困難など起承転結まで簡潔に盛り込まなければいけません。
いったい何を主体として行動したのか、みずからの行動原則などもアフラックの求める自主性にマッチするでしょう。
③適性検査
アフラックは、SPIセンターを利用していることがわかっています。
ボーダーは6割程度と一般的な大手企業とさほど変わらないレベルだと思っていいでしょう。
SPIは対策ができる検査です。
④グループディスカッション
アフラックのグループディスカッションにも、いくつかのデータがあります。
個人で課題を考え、グループで解決していくといったものです。
アフラックとしてみると、どこで協調性を発揮し、行動力を見せるかという点にあるでしょう。
社風として協調性を挙げる企業として考えれば、非常に重要な要素になってきます。
⑤面接(個別)2回
アフラックでは、個別で複数回の面接をおこないます。
一次面接では、かなり幅の広い質問が出されることがわかっています。
- 自己紹介
- 志望動機
- 長所・短所
- 保険業界への理解
- 第三分野に関する説明
- ガクチカ
といった感じの質問が基本線となるでしょう。
どの質問もアフラックの理念やこれまでの活動に結び付けることがポイントです。
最終面接では、集団による役割やキャリアプラン、リーダーシップといった面まで問われます。
一次面接に比べるとかなり落とし込んだ質問となってくるため、さらに明確なビジョンがないといけないでしょう。
以下のコンテンツも面接対策に役立ててみてください。
⑥内々定
複数回の面接をクリアできれば内々定に進みますが、アフラックの新卒採用では、理念的な内容をどこまで理解しているか、マッチングを重視しているかが問われます。
第三分野を得意とするアフラックであり、他社との差別化が進めてきたことをしっかりと理解できる対策が欠かせません。
参考ページ
【言語/非言語/英語完全網羅】
SPI初心者でも短期間で対策できる資料配布中!
SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
採用大学
アフラックの採用大学の実績を以下に掲載しますが、一般的な選考範囲といえます。
<大学> 立教大学、慶応義塾大学、同志社大学、中央大学、法政大学、明治大学、関西学院大学、学習院大学、上智大学など |
上記のほかにも高いレベルの大学もありますが、一般的な選考範囲と変わらないでしょう。
アフラックは、多様な人材を必要としており、新卒では多彩な学生が集まります。
ここからも、在籍大学を理由に不採用になる可能性はあまりありません。
エントリーシートや面接対策は万全でなければいけませんが、突破する道は見えてきます。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、アフラックの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は少し高めに位置し、競争率の高い企業です。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 全国各地の大学から採用実績があり、幅広い人材を採用してきた
- 学歴フィルターはほぼない
- 給与はとびぬけて良い訳ではない
基本的な事項の対策は必須ですが、アフラックがどのような理念を持って人材を求めているかを理解しなければいけません。
「がん保険」という商品を日本に持ち込んだ企業として、理念も現在の道筋も社風も差別化できる部分があるからです。
内定を獲得するためには、対策を怠らないでください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
アフラックは、保険業の中でも第三保険に特化して事業展開してきた企業です。
日本で有数の保険会社へと成長していますが、採用人数は決して多くありません。
選考倍率も10倍を超えるなど、人気が高く競争の激しい企業であることも確かです。
難易度も高く、代理店に売ってもらうために常に問題解決の道を模索しているのもアフラックの特徴となっています。
協調と協力もアフラックの対策として重要なポイントになってきますので、課題解決といった部分も理解度を深めることが必要です。
内定を勝ち取るためにも、アフラックという企業に対して、しっかりと対策していきましょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
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