【企業分析】南江堂の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/3/23更新

はじめに

株式会社南江堂は、1879年に創業した医学系の出版社です。

「文化的意義の深い出版事業を通して、社会に貢献する」という企業理念のもと、創業以来数多くの医学・薬学・看護学・生物学・化学・栄養学といった専門的な書籍や図書を刊行しています。

今回は、そんな南江堂の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

南江堂への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • 南江堂の仕事内容が気になる
  • 南江堂の就職難易度を知りたい
  • 南江堂の選考対策として何をすれば良いかわからない

 

また、出版業界以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、南江堂の就職難易度はあまり高くないと考えられます。

就職偏差値の詳しい値は明記されていませんが、中小規模の出版企業はそこまで入社難易度が高くないのが一般的です。

採用大学についても公表されていないため一概には言えませんが、同じく中小規模の出版企業であれば、そこまで学歴フィルターもないでしょう。

そのため、どの学生にも平等にチャンスがあると考えられます。

新卒の場合は編集アシスタントとして入社するケースが多く、業務内容はOJTを通じて先輩の業務を少しずつ覚えていき、引き継いでいきます。

次の章からは、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。

株式会社南江堂について

株式会社南江堂 企業ロゴ

出典元:公式サイト

会社概要

株式会社南江堂は、1879年に創業した医学系の出版社です。

「文化的意義の深い出版事業を通して、社会に貢献する」という企業理念のもと、創業以来数多くの医学・薬学・看護学・生物学・化学・栄養学といった専門的な書籍や図書を刊行しています。

また、医学の洋書・洋雑誌の輸入販売においても国際的に高い評価を受けていることでも有名です。

中でも、世界で最も権威ある医学雑誌の一つである「The New England Journal of Medicine(NEJM)」の日本国内版を発刊しており、英文誌というジャンルでありながらも、国内雑誌以上の評価を獲得しています。

時代のニーズに応える医療情報の提供に積極的で、最近では電子書籍・雑誌などの事業の取り組みもしています。

 

参照ページ

南江堂|会社案内

各事業セグメントの解説

南江堂の主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
臨床編集部臨床医学に関する書籍の編集・出版
教科書編集部医大生や薬学部の学生に向けた教科書の編集・出版
薬学部事業部基礎系薬学/生物系薬学に関するテキストの編集・出版
看護編集部看護学生に向けたテキストや月刊誌の編集・出版
「今日の治療薬」編集部臨床で使われる医薬品を薬効群ごとに解説と便覧で構成した同社ベストセラーの編集・出版
洋書部洋書の翻訳・編集・出版

 

先述の通り、南江堂は医学の洋書・洋雑誌の輸入販売に強みがあります。

医学書出版領域でも電子化は進展しており、今後の一層のデジタルシフトを見据え、紙メディアにこだわらない事業展開として、現在は新たなWebメディア・サービスの検討を進めています。

 

参照ページ

南江堂|会社案内

南江堂で働いている社員は?

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平均勤続年数は?

南江堂の平均勤続年数に関してはデータがありませんでした。

出版業界全体の平均勤続年数は約10年です。

これは日本人の平均勤続年数(約12.1年)を下回っていますが、ほかの業界と比較すると長い部類と言えるでしょう。

平均年収は?

南江堂の平均年収は、約487万円です。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも 高い結果と言えます。

大手出版社では1,300万円以上、中小出版社を含めた出版社全般では550万円〜600万円です。

このように、大手出版社と中小出版社では給与に大きな差があるのが特徴です。

平均残業時間は?

南江堂の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり15時間程度です。

ただし部署によって残業時間が異なり、0~50時間程度と幅があります。

また、繁忙期には終電近くまで残業する部署も出てくるでしょう。

出版企業で働く従業員の平均残業時間は、約60時間以上と言われています。

残業時間が150時間を超えるケースも珍しくありません。

平均ボーナス額は?

南江堂の平均ボーナス額に関しては、データがありませんでした。

南江堂の給与制度は、一般職においては完全年齢給に加えて残業代が支給され、毎年昇給が1万円程度あります。

住宅手当などの手当分は月額の基本給に組み込み、賞与として多く社員に還元するスタイルを採用しています。

管理職は年俸制で、年一度交渉できます。

どんな文化なの?

南江堂は「伝統とゆとりある社風」「 比較的自由な社風」であることがわかります。

労働者に優しい企業ですので、待遇面で不満を持つ社員は少ないでしょう。

少人数制の会社で、社員ひとり一人を大切にしています。

社会からの認知度や信頼度も高く、社外の業者や編著者との仕事はスムーズにいくのが特徴です。

創業家で代々社長を引き継ぎ、経営数字を見ても堅実に売上を伸ばしていることがわかります。

「ライフワークバランスの取れた会社で働きたい」「世間から認知度や信頼度のある会社で自由度の高い仕事がしたい」という学生に向いている企業です。

また、南江堂のような出版系の企業においては、ほかの部署や顧客と円滑に話せるコミュニケーションスキルも必須でしょう。

エントリーシートや面接では、これらの特徴を持っていることを、ご自身の経験からアピールしましょう。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

出版業界の中での南江堂の立ち位置をご紹介します。

他社との売上高を比較してみても、南江堂は入社しやすい類の企業だとわかります。

とはいえ、南江堂は出版業界の中でも強みが多い企業でもあります。

ここでは、南江堂ならではの大きなポイントについて解説します。

  1. 医学の洋書・洋雑誌の輸入販売においても国際的に高い評価を受けている。
  2. 時代のニーズに応える医療情報の提供に積極的で、最近では電子書籍・雑誌などの事業の取り組みを強化している。
  3. 1879年の創業以来の老舗出版企業の一つとして、同業界や医師をはじめとした医療従事者、医療業界においても強いコネクションがある。

 

以上の要素により、南江堂は出版企業の中では中堅クラスであると考えられます。

参考までに競合との比較情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2023年)平均年収就職偏差値・難易度社風
南江堂非公開487万円57伝統とゆとりがあり、 比較的自由な社風
医学書院100億円700~986万円68活気のある風土
集英社1951億9400万円550万円65人を大切にし、育て伸ばす組織風土
講談社1720億円835万円64挑戦を重んじる社風

 

南江堂の就職偏差値については具体的な記載がありませんでしたが、売上や平均年収を競合と比較すると、難易度はそこまで高くないと考えられます。

 

参照ページ

就活ハンドブック

南江堂の新卒募集要項について

以下に南江堂の新卒募集要項についてまとめました。

中小出版社を含めた出版社全般の平均年収は約550万〜600万円のため、出版業界の中では平均値よりやや低いです。

そのため、新卒から入社してステップアップし、20代のうちから稼ぎたい人には若干物足りない可能性があります。

ただし、福利厚生などの制度は一通り整っており、ライフワークバランスのとりやすい企業と言えます。

また、新たなWebメディア・サービスを立ち上げるプロジェクトを推進中のため、新しいことにチャレンジしたい好奇心のある学生におすすめです。

入社後はOJTを通じて、業務の流れ一つひとつを教えてもらい、徐々に担当を引き継ぐことになるでしょう。

書店や病院・大学等の施設、個人顧客など、取引が長く継続しているケースが大半で、既存顧客に対しての手厚いサポートや対応が求められます。

各項目詳細
職種総合職
給与◆月給278,460円~ + 諸手当 + 賞与年2回

◆モデル給与

30歳 基本給357,180円

40歳 基本給455,580円

◆モデル年収

年収900万円 / 30歳

年収1100万円 / 40歳

賞与◆昇給:年1回(4月)

◆賞与:年2回(6月、12月)

研修制度OJT研修あり
福利厚生◆交通費全額支給

◆残業手当

◆扶養手当

◆健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料 支給

(当社規定による)
◆社会保険完備

◆退職金制度

◆財形貯蓄制度

◆産休・育休制度

◆ベネフィットステーション

◆クラブ活動(野球、ゴルフ、フットサル、テニス、卓球)

参照ページ:マイナビ

求める人材

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株式会社南江堂の企業理念で紹介している「大切にしていること」を紹介します。

  • 医学・医療に関わっていることに誇りをもち、正確で丁寧な仕事をする
  • 臨床・研究・教育活動の中で編集・執筆している先生方に敬意をもち、誠実に対応する
  • どのような環境下でも常にニーズを追求する
  • 先人が築き上げた伝統を守りながらも、新たな挑戦を行う
  • 将来目標や課題意識をもち、自ら行動を起こしベストを尽くす
  • 失敗は全員で受け入れ、次の成功を目指して全員で改善に取り組む
  • オープンに仕事を進め、知識や経験を共有する
  • 従来業務の見直しや新規ツールの導入など効率化を常に意識し、新たな時間を創出する
  • 互いの立場・意見を尊重しながら、活発なコミュニケーションを通じ、明るい職場づくりを目指す
  • 自分の時間、家族との時間を大切にできるよう、部署や立場を超えて全社で協力する

出典:南江堂|企業理念

 

以上のことから、株式会社南江堂は、コミュニケーションスキルと何事にも挑戦できるチャレンジ精神のある学生を求めていると考えられます。

また、熱意や誠意を持って仕事ができる人柄も重要視している傾向にあります。

新卒採用のフロー

南江堂の選考は下記の通りの選考フローです。

面接では志望動機などのスタンダードな質問のほかにも、人柄をチェックする質問が多いのも特徴です。

入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、しっかり対策をしておきましょう。

①新卒エントリー

南江堂公式サイトの新卒エントリーボタンから必要事項を入力し、登録を行います。

②エントリーシート

エントリーが完了したら、次はエントリーシートの記入に移りましょう。

直近のエントリーシートでは以下のような内容が問われました。

  • 志望動機と入社後の抱負
  • 研究課題及び得意科目等
  • 私の性格・セールスポイント
  • スポーツ・サークル活動・アルバイト等学生生活について

ここでの内容が面接でも用いられるので、すべての質問で整合性と一貫性を保って記入する必要があります。

一読して分かりやすい文章にするため、友人に自分が書いたエントリーシートを読んでもらったり、ゼミの先輩に添削をしてもらったりと、第三者からアドバイスをもらうと良いでしょう。

③筆記試験(SPI)

筆記試験は簡単なSPIと英語和訳、そして作文があります。

英語はそれほど難しくない英語のエッセイの和訳が出題されます。

直近の選考における作文のお題は、「教養について」でした。

英語と作文合わせて所要時間は1時間と短いので、時間配分に気をつけて進める必要があるでしょう。

④グループディスカッション

筆記試験に合格したら、次はグループディスカッションです。

一般的なグループディスカッションと変わらず、進行役など担当を決めてからお題について話し合うという流れです。

⑤複数回面接

南江堂では、「入社の意欲がどれくらいあるのか」「他者と円滑な会話ができているか」「業務内容に関する理解度があるか」を重要視して面接を実施します。

1次面接の詳細はコーポレートサイトや口コミサイトには記載がないですが、二次面接では学生1名に対して社員9名で行われるでしょう。

以下では、出版業界の企業の面接でよく問われる質問事項を紹介します。

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • ┗なぜそれが強みといえるのか
  • ┗なぜその体験で強みが生まれたのか
  • 学生時代に力を入れたこと
  • インターン経験の有無
  • 就職活動の軸
  • 他社の選考状況

ガクチカでは、特に「他者といかにコミュニケーションがとれるか」を深掘りされる傾向があります。

最終面接では、編集職に必要な素質と考えられている「基本的な文章力・読解力」「柔軟な発想力」「何事にもチャレンジする好奇心」などを示せるエピソードを用意しておきましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

⑥内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

内定者数は公表されていませんが、出版業界は新卒の採用枠が少ないのが特徴です。

大手でも新卒の採用は毎年10~20名程度なので、この人数を目安にするとよいでしょう。

 

参照ページ

採用情報 & ESクチコミ掲示板情報

採用大学

南江堂では採用大学の実績を公表していませんでした。

出版社の新卒採用は、偏差値や出身大学で決まると考える学生も多いですが、実際はそうではありません。

確かに採用者の出身大学を見ると、難関大学出身の学生が多くの割合を占めています。

しかしそれは、出版社の採用試験の際に行われるSPIや作文などで幅広い知識が必要になるため、結果的に難関大学の学生が多く残るからです。

大手出版社の就職の出身校を見ると、東京大学・上智大学・立教大学・明治大学・早稲田大学・慶應義塾大学などが挙げられます。

大手の出版社に就職するには、ある程度の偏差値の大学に通う必要があるでしょう。

とはいえ、中小規模のほとんどの出版社では学歴は関係なく、学部なども問われないケースが多いです。

「文系だから有利」「理系はあまり採用されない」といった区分けもなく、基本的にはどの大学や学部出身であっても平等にチャンスがあるでしょう。

ただし、教育関係などの専門書を出版している出版社においては、大学で専攻した学生を優先的に採用する場合もあるでしょう。

例えば教育関連などの専門書を出版している出版社では、大学でその専門を学んだ学生を優先的に採用することがあるのです。

しっかりとエントリーシートや面接の対策をして、内定を獲得できるように準備しておきましょう。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて南江堂の就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準的と言えます。

その理由として以下の2点が挙げられます。

  • 採用フローとして特別なステップがないから
  • 中小規模の出版企業においては学歴フィルターがあまりないから

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。

しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

横断歩道を渡る就活生 女性

株式会社南江堂は1879年に創業した医学系の出版社で、創業以来数多くの医学・薬学・看護学・生物学・化学・栄養学といった専門的な書籍や図書を刊行しています。

南江堂は出版業界の中でも就職難易度は普通かやや低い程度なので、企業研究や自己分析がしっかりできていれば、内定を獲得できる可能性があります。

学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。

エントリーシートや面接の対策をしっかり行って選考に臨めば、学歴に自信がなくても十分内定を獲得できる可能性があります。

ぜひ本記事を参考にして、企業研究の一環として役立ててみてください。

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